鬼子母神

鬼子母神

756円 (税込)

3pt

3.2

保健センターに勤める保健婦の工藤公恵は、渡井敦子という若い母親からの異常な電話を受けた。ただならぬ様子を察して駆けつけた公恵が目にしたのは、敦子の三歳になる長女・弥音が血まみれとなった姿だった。幼児虐待――そう直感し、渡井母子を注意深く見守り続けるが、事態は意外な方向へ……。平凡な家庭に潜む地獄図を描く衝撃作。 しかしながら、これは今、起きている現実だ! 新進気鋭の作家、渾身の物語。

...続きを読む

鬼子母神 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     保健婦としてセンターに勤める工藤公恵は、日々、たくさんの母子と接してきた。そんな中、検診で自分の子供が病気ではないのかとしつこく迫ったという、渡井敦子・弥音母子のことを同僚から聞く。そしてある日なぜか公恵はその渡井敦子から名指しで電話で助けを求められることになる。

     保健婦として母子の様々な問題

    0
    2011年09月20日

    Posted by ブクログ

    文章が分かりづらく、テンポよく読めなかったので時間がかかりましたが、一風変わった作品でそれなりに興味深かったです。ただ、公恵もかなり重大な問題を抱えているので、それがちゃんと消化された感じがせず、ラストなどもう少し良い終わり方にしてほしかったかなと思います。

    0
    2023年10月26日

    Posted by ブクログ

    読んでいて、首を絞めあげられているかのような苦しさを感じた。
    少し読んでは本を置き、読んでは置き。

    夏の、じっとりとした暑さ、しかし体の芯と末端が冷える冷たさに終始包みこまれた。

    MSBP(代理ミュンヒハウゼン症候群)がテーマ。
    ドラマ化もされている。

    霊より人間がやはり怖い。

    0
    2020年04月26日

    Posted by ブクログ

    保健センターに勤める保健婦の工藤公恵は、渡井敦子という若い母親からの異常な電話を受けた。ただならぬ様子を察して駆けつけた公恵が目にしたのは、敦子の三歳になる長女・弥音が血まみれとなった姿だった。幼児虐待―そう直感し、渡井母子を注意深く見守り続けるが、事態は意外な方向へ…。平凡な家庭に潜む地獄図を描い

    0
    2016年02月10日

    Posted by ブクログ

    児童虐待・・何とも傷ましい事件がテーマとなるこの小説。

    心を病んでいる母親のダークな描写に、何とも「どんより感」が漂っている。

    しかし主人公である保健婦:工藤公恵も、清廉潔白なわけではない。

    スーパーで万引きするし、自分の娘も虐待している・・・



    タイトルである「鬼子母神」は、母でありなが

    0
    2009年10月04日

鬼子母神 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

安東能明 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す