ポエムに万歳!

ポエムに万歳!

638円 (税込)

3pt

3.8

書き手の「何か」が過剰に溢れた言葉。意図的に「何か」を隠すため、論理を捨てて抒情に流れた文章。そこに「ポエム」は現われる。感情過多で演出過剰な、鳥肌モノの自分語りは、もはや私生活ストリップだ。Jポップの歌詞や広告のコピーならまだ許せる。だが、いまやこの国では、ニュースや政治の言葉までもが「ポエム化」している! 名物コラムニストが不透明な時代を考察する。

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ポエムに万歳! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    我が国首相・安倍晋三はよく夕方6時から記者会見を開く。すると、私が
    唯一きちんと見ている夕方のテレビ・ニュースが官邸によってジャックさ
    れることとなる。

    仕方がないので見る。というか、顔を見たくないので聞く。用意された
    原稿を読んでいるだけなのに、何を言っているのか分からない。

    「全国

    0
    2017年08月24日

    Posted by ブクログ

    SNSやblogで見られる「野放図な自分語り」。書き手の「何か」が過剰に溢れ出た言葉の羅列。論理も理屈もないがしろにされた、ただただ抒情に流れた文章。著者はそれらをひっくるめて「ポエム化」と定義。その最たる例として挙げるのは「中田英寿の現役引退メッセージ」。 僕は当時何かもぞもぞとした居心地の悪さを

    0
    2016年10月10日

    Posted by ブクログ

    小田嶋隆が止まりません。
    単行本でも読みましたが、この度めでたく文庫本となったので、一も二もなく購入しました。
    著者は、「ポエム」が性質の悪い感冒のように社会に蔓延していると危惧します(いや、そうは言ってませんが、多分そういうことなのでしょう)。
    では、ポエムとは何か?
    実例を見ていただければ、たち

    0
    2016年10月24日

    Posted by ブクログ

    オダジマ節が好きな人向け本ですね。
    私もポエムは恥ずかしいと思っちゃう派なので、最近(といっても10年以上前からだけど)のポエム化する番組はあまり好きじゃない。最近は揺り戻しが来ている気がするので、この傾向が続くといいな。

    0
    2017年05月04日

    Posted by ブクログ

    「ポエムは、書き手が、詩であれ、散文であれ、日記であれ、手紙であれ、とにかく何かを書こうとして、その「何か」になりきれなかったところのものだ」

    「たとえば、書き手が冷静さを失っていたり、逆に、本当の気持ちを隠そうとしてまわりくどい書き方をしていたりすると、そこにポエムが現出する」

    「・・・、照れ

    0
    2016年11月27日

    Posted by ブクログ

    80年代に意識高い系パソコン雑誌Bug newsで著者の文章に魅了されてから、早くも30年経過。ちょっと面倒くさくてクセもあるけど、妙な説得力があり面白いオヤジ的文章・主張は相変わらず。オリンピックの話は慧眼でしたね。

    0
    2016年10月13日

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