小田嶋隆の友達論

小田嶋隆の友達論

1,650円 (税込)

8pt

4.0

友だちがいるって本当はウソなんじゃないのか。

友だちの友だちは他人。
人と人とがいともたやすくつながってしまう、そんな世の中で、はたして友だちとは何だろう?
稀代のコラムニストが友だちについて考えに考えた!

真の友をもてないのはまったく惨めな孤独である。友人が無ければ世界は荒野に過ぎない。by フランシス・ベーコン
自分の住んでいる荒野をお花畑だと思い込むことができる人間だけが真の友を持つとができる。by 小田嶋隆

2022年6月に他界した著者が、自ら代表作と明言していた小田嶋隆クラシックス3部作、第2弾

<解説>
平川克美「小田嶋隆の常識」
武田砂鉄「チョロいヤツにはなるな」

【目次】
第1章 友だちリクエストの不可思議
第2章 幼年期の王国とギャング・エイジ
第3章 夢の中の自分としての友だち
第4章 ヤンキーとの遭遇と別離
第5章 女の友情のうらやましさ
第6章 ヤクザという生き方
第7章 友情と愚行
第8章 グラスの底に友情はあるのか
第9章 コストとベネフィットとセックスレスと退廃
第10章 異邦人であることの有利さについて
第11章 コミュ力という魔法の杖
第12章 真の仲間を持たない仲間たちの論争
第13章 出発できないジモティーのためのロードサイド
第14章 友だちが死ぬことについて
第15章 友情製造装置としての新入社員研修
第16章 友だちのいない子どもが勉強家になるメカニズムについて
第17章 人気者という専制君主
第18章 恋愛至上主義から友情原理主義への転換と装飾から草食への変化について
第19章 ミソまみれの日常
第20章 チームスピリットという監獄
第21章 一人ひとりが一人である素晴らしい家族の話
第22章 空気を読むな本を読め、ヨメの顔色読んだら負けぞ
第23章 敵を発明する能力
第24章 友だちはナマモノだよ
解説 平川克美
解説 武田砂鉄

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小田嶋隆の友達論 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年04月23日

    著名コラムニストの過去の作品を再編集したもの。好みはあると思うが、本質をつき、議論を恐れない舌鋒にある種の爽快感と快感を得ていた読書は多いと思われ、あまりにも早い逝去が悔やまれます。著者のメッセージはいつ読んでも時代のギャップを感じないと改めて感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月26日

    もう、氏の知見を新たに拝見することは叶わない訳で、そんな中、新刊としてこういう書に触れられるのは僥倖。友達っていう、確かに考えてみれば曖昧な存在について、改めて立ち止まって考えてみるきっかけになりました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月14日

    「友達」という存在は、自分の年齢と共に変わってきます。
    特に濃密なのは、中学・高校時代でしょうか。
    「青春って、すごく密なので」という、仙台育英高の監督の言葉にみんなが共感したのは、そういう理由もあずかっているのだと思います。
    小田嶋隆さんは、「友達」についてどう考えているのでしょうか(故人なので、...続きを読む

    0

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