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Posted by ブクログ 2023年09月05日
太平洋戦争に徴収され命を落とした戦没学生の手記集。本の存在は昔から知ってましたがやっと読みました。遺書ではなく手記なんですよね。もちろん遺書的なものもあるし、遺書でなくとも悲壮感のあるものが多いのですが、それでも徴兵前や徴兵後の日々の中でみんな色々なことを感じ、考えてながら生きていたことが日々の日記...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月10日
毎年8月になると、戦争関連の本が読みたくなる。本書は前に一度読んだことがあったものの、今回はより深く心に感じるところがあった。
それぞれの方の亡くなった日を確認して、掲載されている文書が亡くなるどれくらい前に書かれたものなのか、という点に着目しながら読むと、なんともいえない切なさが増してくる。
自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月25日
戦没学生の手記集、今読んでも胸が締めつけられる。辞世の歌を遺している若者も多い。いくつかを引く。「手折りたる土筆なつかし故郷の妹がつみしも同じこの季節(ころ)」「わが妹は母しなければとつぐ今日誰が帯結び粧いするらん」「赤き実を雀ついばむ袋路に吾をまつらんか幸薄き叔母」「ふるさとの背戸に匂わん野いばら...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月28日
"戦争とは若者を否が応でも大人にさせる。死を意識した生活を強いられる。太平洋戦争時に若者が恋人や親に宛てた手紙を集めたのが本書。
仮に、私が当時にいって同じような体験を強いられたときにこんなコメントは書くことができないだろう。
一つ一つを大切に読み続けたいと少しずつ読んでいった。
今の平和...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月23日
本書は、第二次世界大戦で命を落とした若者たちが残した手記、遺書を集めたものである。死を目前にした若い命が、過酷な運命とどのように対峙したのか、赤裸々な葛藤がここにある。恐怖に打ち震え、己の悲運を嘆くもの。死に挑んでまだ学問への執着を失わないもの。残してきた若妻と幼子の将来を心配するもの。家族、特に母...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月30日
何度も読み返したい。
自分が毎日どれだけふわふわ生きてるのかと思い知らされる。
明日はないかも、今日死ぬかも、隣の人にはもう会えないかも、日本はどうなるんだろう、家族は
半端じゃない覚悟と葛藤があったんだろうなと思う。
この人が日本の政治を担っていたらどうなっていたか、、と思うことも多々
1回目は彼...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月17日
もっと早く読めばよかった。
これまで戦争に関する本は何冊か読んできた。
だけど。
時間を、自由を、望みを、そして命まで。
理不尽に国家に奪われた人たちの本当の「言葉」。
これ以上心に重く響くものはなかった。
そして、時間の過ぎ行くままに生きてるのを恥ずかしく思った。
今の私は彼らが渇望したものを...続きを読む
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