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Posted by ブクログ 2023年03月08日
ドイツの社会学の巨人、マックスヴェーバーが1917年にミュンヘンで講演した際の記録。自分が拾ったトピックとしては、導入としての「学者という職業の実際」、「学問=主知合理化の意味するところ」、「学問の限界」、「日々の要求」に大別できるだろうか。どれも興味深く、今なお通用する考え方であると感じたし、こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月16日
社会学の泰斗、その晩年の講演。
端的にまとめられた学問を取り巻く状況や今日的な意義、そして私たちのとるべき態度といった内容から、(本人は拒否するだろうが)学者でもあり、教師でもあり、指導者でもあったウェーバーの偉大さに感心するばかり。
世界が魔術から解放されたとき、再び神々があい争う時代に(神話...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月29日
職業としての学問は、
10年後、20年後、50年後には知識として古くなる。
つまり、常に進歩、前進することを前提にしていて、そうゆう宿命にある。
「われわれ学問に生きるものは、後代の人々がわれわれよりも高い段階に到達することを期待しないでは仕事をすることができない」
かつ、
価値があるというこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月05日
主な論点・フレーズ:
①「大学に職を奉ずるものの生活は すべて僥倖の支配下にある」(才能の支配下ではない、ということ。使命は学者+教師という二重性に満ちている。適任者とコンクラーベ…)
②「心構え(専心の必要性)」(情熱なしになし得る全ては無価値である。情熱による「霊感」は学者にとって決定的。作業...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月24日
職業倫理本の体をした自己啓発本な気がした笑
「いやしくも人間としての自覚のあるものにとって、熱なしになしうるすべては、無価値だからである。」
「作業と情熱とが――そしてとくにこの両者が合体することによってーー思いつきをさそいだすのである。だが、思いつきはいわばその欲するときにあらわれる。それはわ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月13日
もっと早くに読めばよかった。それに尽きます。大学に入る前に読めばよかった。
ただ大学でそこそこ勉強に励んで卒業し、社会人なるものも経験した今読むと、「あの先生もこんな思いで教壇に立たれていたのかな」とか「人生のどこかでアカデミアにはもう一度戻りたいけれども、その時にこんな覚悟を改めて持っておきたい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月09日
マックス・ウェーバー(1864~1920年)は、ドイツの政治・社会・経済学者。社会学の第二世代を代表する学者で、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(1905年)は、社会学の名著として有名である。
本書は、著者が死去する前年の1919年1月にミュンヘンで大学生向けに行われた講演(更にパンフ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月22日
マックスウェーバーの講演。トレルチがキリスト教絶対主義の蓋を外し、宗教の多元性を明らかにすることによってひらけてきた新しい価値観。その影響を大いに感じさせる理性と実存を峻別させるような一冊。教師と指導者は別であると。信仰や実存的生は学問の延長にあるものではないときっぱり言い切るところは気持ちいい。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月03日
以前読んだものが意訳(現代意訳?)が激しいものだったので、機会もありこっちの方を。
旧訳序文でも述べられているように、言ってることは情勢・学問への姿勢・教えることへの姿勢に分けられる。
個人的には、終盤に何かもうひとつ主張しているような気がするけどその辺は何を言っているのか(具体例を述べてただけなの...続きを読む
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