職業としての学問は、
10年後、20年後、50年後には知識として古くなる。
つまり、常に進歩、前進することを前提にしていて、そうゆう宿命にある。
「われわれ学問に生きるものは、後代の人々がわれわれよりも高い段階に到達することを期待しないでは仕事をすることができない」
かつ、
価値があるというこ
...続きを読むとを肯定することを前提として成り立っている。
法律等もそうであり、
法律自体が必要なのか?
学問自体が必要なのか?
そういったことは、必要ということを前提としている為に、
その問いに対しては、
その基本的価値を証拠だてることはできない。
ここから読み取れることは、
物事の考えや発言には、
前提となるものがある。
その前提を汲み取ることができれば、
より本質を観る観点を持て、現状を打開できる。
このマックス・ウェーバーの思考の仕方、名付けて前提論とでもいおうか。
読書によって知識を得るということ以上に大切なことは、
思考のプロセスを追体験することで、
その著者の思考法を自身もできるようにすること。
なぜなら世紀を超えた一流人の思考を自身もできるようになるということは、
同じものの見方や視点を持てるということに他ならないからだ。
世界の見え方が変わり、益々世界は面白くなる。
それが読書の醍醐味だ。