タヌキ学入門:かちかち山から3.11まで 身近な野生動物の意外な素顔

タヌキ学入門:かちかち山から3.11まで 身近な野生動物の意外な素顔

2,200円 (税込)

11pt

なぜ「化かす」と思われていた?
ポンポコはどこからきている?
津波後の海岸にヒトより早く戻ってきたって本当?

野生動物とうまく共存していくために知っておきたい
長い間人のそばで生きてきたタヌキの真実

昔話でもおなじみ、古くから人とともに生きてきたタヌキは、現代人にとっても最も身近な野生の哺乳類である。
東京23区すべてに生息が確認されているほど、都会でもたくましく生きる野生動物だが、その生態はほとんど知られていない。
そのわりに、昔から化かす動物と思われていたり、タヌキおやじなど抜け目ない生き物の代表として使われたりと、さまざまなイメージがついてまわるふしぎな動物でもある。

そこで、生態等の基礎知識を紹介しながら、そんなタヌキのイメージをじっくりひもといていくのが本書である。
どこに住んでなにを食べているのか、どうして化かすと思われたのか、本当に腹鼓を打つのかなどを、野生動物の専門家がひとつひとつわかりやすく解説する。

タヌキのたくまくしさは都会ばかりではなく、東日本大震災の被災地でも確認された。
街も植物も流された仙台海岸に人間よりも早くタヌキが戻ってきていたのである。
本書ではそんな最新事情まで知ることが出来る。

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タヌキ学入門:かちかち山から3.11まで 身近な野生動物の意外な素顔 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なぜか昔からタヌキが大好き…愛すべきタヌキの本、見つけてすぐに読み耽った

    タヌキの生態のみならず、オオカミなどのほかの動物、タヌキの周りの植物なども教えてくれる。
    タヌキ、ユニークな存在だ。
    「科」は市、「属」は町など分類を住所にたとえて頂けたのも大変頭がスッキリした。

    そして何よりも、人間によ

    0
    2019年03月29日

    Posted by ブクログ

    たぬきの生態だけでなく、どこからまぬけや狸親父などのイメージがくるのか、そして災害についても触れていた。とても興味深く読むことができた。

    0
    2021年07月06日

    Posted by ブクログ

    日本人なら誰もが知っているタヌキという動物に生物学だけでなく多方面から考察された本です。知っているようで全く知らなかったタヌキについて知ることができました。

    0
    2020年10月22日

    Posted by ブクログ

     タヌキと言うと人をたぶらかす、カチカチ山でウサギに一泡ふかされるといったイメージがある。しかしそれは人間が作り出したイメージで、もしタヌキが人なら、「そういうのを印象操作と言うんですよ」、「レッテル張りはやめてください」とどこかの誰かのように言いたくなるだろうなあ。 





     タヌキはポンポコ

    0
    2020年07月13日

    Posted by ブクログ

    以下はメモ。
    「高速道路の野生動物の交通事故死亡ではタヌキが一番多く、40%にもなるという」
    「タヌキの事故死亡数は高速道路だけで年間1万頭になり、一般道を含めれば11万頭から34万頭にもなると推計されている(佐伯、2008)」
    「東京都町田市と隣接する神奈川県相模原市では毎年300頭もの動物が犠牲

    0
    2018年12月30日

    Posted by ブクログ

    タヌキって身近なのに、以外と知らない。
    タヌキとキツネの輪郭変えずに模様変えると横顔だけだと、タヌキがキツネに見えてくる、などイラストも楽しい。短足で秋になると丸々と太り、腹が地面につきそうに。糞の分析でタヌキの1年の生活がしのばれる。身近にあるもの割と好き嫌いなしに食べて、タヌキが特殊化せずに、都

    0
    2017年02月22日

    Posted by ブクログ

    本一面タヌキタヌキとタヌキがゲシュタルト崩壊。タヌキが普通に生きていけるような里山が残っていったらいいのになあ。

    0
    2016年03月23日

    Posted by ブクログ

    誠文堂新光社のこのシリーズは文章の量と図版の量のバランスがとても良く、読みやすい。
    タヌキはキツネと並んで、日本人にとって特別な動物であり、三鷹辺りの住宅街でも生息しているらしいから、野生哺乳類の中では一番身近な動物かもしれない。(鼠はもっと都心でも生息しているけど、あれは野生とは言わないよね。)

    0
    2016年02月29日

    Posted by ブクログ

    著者は、タヌキをはじめとした日本人になじみの動物たちの生態の研究者。
    昔話に取り上げられるタヌキをキツネの比較や、設楽焼のタヌキ、タヌキ寝入りやタヌキ親父などの言い回しなど、親しみやすい取り上げをしているが、地道なフィールドワークによる食生活の調査なども面白い。
    311のタヌキへの影響などにもおよび

    0
    2016年02月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以下2点がキッカケで読むことになった『タヌキ学入門』(高槻成紀)。

    ❶『狼 その生態と歴史』(平岩米吉)にタヌキも出てきた時、関連書読みたくなってきた。

    ❷ 『エチュード春一番 第三曲幻想組曲「狼」』(萩原規子)で、

    「キツネやタヌキが人を化かす話を、おぬしも少しは聞き知っているだろう。だが、

    0
    2023年06月03日

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