オシリスの眼

オシリスの眼

エジプト学者ベリンガムが不可解な状況で忽然と姿を消してから二年が経った。生死不明の失踪者をめぐって相続問題が持ち上がった折も折、各地でバラバラになった人間の骨が発見される。はたして殺害されたベリンガムの死体なのか? 複雑怪奇なミステリに、法医学者探偵ジョン・ソーンダイク博士は証拠を集め、緻密な論証を積み重ねて事件の真相に迫っていく。英国探偵小説の古典名作、初の完訳。

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オシリスの眼 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月21日

    ミステリ。
    探偵役はジョン・ソーンダイク。
    知らなかった作家・作品だったが、非常に好み。
    理性的な登場人物たちによる、知的な会話が心地良い。
    限られた情報からの論理的な推理が、正統派ミステリという感じ。
    主人公バークリーのロマンスシーンに、事件の伏線が張られていたりと、作品として完成度が高いように思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月26日

    オシリスの眼
     第1章 消えた男
     第2章 立ち聞き
     第3章 ジョン・ソーンダイク
     第4章 法的な難問とジャッカル
     第5章 クレソンの水田
     第6章 付随的な情報
     第7章 ジョン・ベリンガムの遺言書
     第8章 博物館の恋物語
     第9章 リンカーン法曹院のスフィンクス
     第10章 新たな同盟
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    Posted by ブクログ 2021年07月03日

    久しぶりにミステリ読んだ。
    エジプトのミイラや遺跡、王たちの話が出てきて、アクエンアテンも出てきてうれしい。大英博物館行ってみたい。
    ソーンダイクという名前は聞いたことがあったけど、これがそうだったのか。クリスティーの「おしどり探偵」を読み返してみよう。

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    Posted by ブクログ 2020年03月19日

    お恥ずかしながら、ソーンダイク博士シリーズの長編を読むのは本作が初めて。電子書籍も含めて積読本はそれなりにあって、最初の長編『赤い拇指紋』も持っているのだが、代表作の一つと言われているこちらを先に読んだ次第。(訳者の渕上さんによる、ソーンダイク博士短篇全集が近々刊行されることも理由の一つ。)
    恋愛エ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年06月25日

    ホームズと同時代に活躍したライバル探偵、ソーンダイク博士もの。あの時代のロンドンの空気感と一人の人間が失踪したという事件の謎、そして論理的かつ丁寧な謎解き(ここで使われるのは帰納法による推理)により満足度が高いですね。派手さはないけど堅実。
    訳者による解説も丁寧で(だいたい考えてたことは語られてても...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    ネットで見かけて。

    ソーンダイク博士という名前に聞き覚えがある気がしたが、
    読んだことはないはず。

    シャーロック・ホームズのライバルの一人と言われるだけあって、
    レトロな感じで良かった。
    第二章冒頭の「知り合いになるには然るべき紹介からはじめる」とか、
    いかにもイギリスらしいし、
    人を会うのに使...続きを読む

    0

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