ローティ ──連帯と自己超克の思想

ローティ ──連帯と自己超克の思想

1,595円 (税込)

7pt

4.0

プラグマティズムの最重要な思想家として、いま再び注目を集めるリチャード・ローティ。その政治的・社会的言説は、『哲学と自然の鏡』等の論著が提示する近現代哲学批判と通底している。彼の哲学は、絶対的真理にすがろうとする「客観性志向」を思考停止として疑問視し、自らを乗り越えていくための力として言語を捉え直した。ローティ個人と最も密接に交流のあった著者が、多面的な思想を平易明快に解説し、哲学史の系譜のなかで一つの筋へと繋げて見せる、決定版解説書。

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ローティ ──連帯と自己超克の思想 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ローティを軸に、西洋哲学史を丁寧に概観し、布置している。今を生きていく視点が得られた。ロマン主義を再評価できた。

    0
    2019年05月12日

    Posted by ブクログ

    ローティのことを知りたくて読んだが、期せずして西洋哲学史を概観することとなり、かつ平易な語り口で、しかし確信を持って進む叙述には感銘を受けた。端的に言って良著。

    0
    2020年09月21日

    Posted by ブクログ

    ローティ本人の論文に挫折した私も、識者の解説で迂回してでも、ローティを理解しようと考えたため、本書を手にとった。蓋を開けてみれば、極めて分かりやすい説明で、ローティ理解は格段に進んだと言える。絶対的真理を掲げる人は怪しげだと見ていた私に、ローティの主張は恵みの雨であり、我々に関わりなく定まったものと

    0
    2018年06月01日

    Posted by ブクログ

    リチャード・ローティの多面的な思想を、ローティと密接な個人的交流のあった著者が平易明快に解説。ローティの思想の前提となる哲学史的なことについても丁寧に触れられており、これを読むだけで近現代哲学の簡単なおさらいをすることもできる。
    広範な哲学的話題に言及するローティの思想をたどることは、著者の噛み砕い

    0
    2017年06月25日

    Posted by ブクログ

    リチャード・ローティの哲学を、わかりやすい語り口で解説している本です。

    ローティほど幅広い分野で活躍している哲学者は少なく、その思想の全貌を捉えることは容易ではありません。本書では、哲学プロパーの話題が中心となっており、政治思想についてはあまり述べられていません。著者はこれまでにも、「科学哲学者柏

    0
    2017年11月29日

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