新源氏物語(下)
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新源氏物語(下)

825円 (税込)

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多くの恋をし、恋心の煩悩と呪縛に苦しむ源氏は、最愛の女人・紫の上を失って、初めて愛の意味を知る。悲しみに閉ざされたままの源氏は、出家を決意する。下巻には、「花散りし梅が枝に残る匂いの巻」より「夢にも通えまぼろしの面影の巻」までを収める。遠く平安時代も、今も全く変らない恋愛心理、愛の物語「源氏物語」を、新しい現代の言葉で描いた『新源氏物語』本編、堂々完結。

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  • 新源氏物語(上)
    825円 (税込)
    現代のヒーローとして甦った〈光る君〉。平安の宮廷で華麗に繰り広げられた光源氏の愛と葛藤の物語を、新鮮な感覚で〈現代〉のよみものとして描いた大ロマン長編――比類ない美貌と知性、そして高貴な身分を持つ源氏は、至福の愛を求めて、許されぬ恋、苦しい恋を重ねる……。上巻には、「眠られぬ夏の夜の空蝉の巻」より「佗びぬればはかなき恋に澪標の巻」までを収める。
  • 新源氏物語(中)
    869円 (税込)
    政敵の排斥にあい自ら謹慎の意を表し、須磨、明石で流浪の月日を過した源氏は、罪を許され都へ戻る。三年の不遇時代の体験は、源氏を放縦な遊蕩児から頼もしい国家の柱石に変貌させる。政治家として権力を拡大する一方で、源氏は愛することの重さ苦しさに耐え、人の世のはかなさに怯える。中巻には、「露しげき蓬生に変らじの心の巻」より「愛怨の髪まつわる真木柱の巻」までを収める。
  • 新源氏物語(下)
    825円 (税込)
    多くの恋をし、恋心の煩悩と呪縛に苦しむ源氏は、最愛の女人・紫の上を失って、初めて愛の意味を知る。悲しみに閉ざされたままの源氏は、出家を決意する。下巻には、「花散りし梅が枝に残る匂いの巻」より「夢にも通えまぼろしの面影の巻」までを収める。遠く平安時代も、今も全く変らない恋愛心理、愛の物語「源氏物語」を、新しい現代の言葉で描いた『新源氏物語』本編、堂々完結。

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新源氏物語(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    光源氏の晩年の心理が細やかに描写され読み応えがあった。上巻序盤のエロ小説感は全く感じない。1000年読み継がれてきた理由がよくわかった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月13日

    桜の花が「可憐から豪華へ、そして、散って行く」ような最終章。
    桜が散り際に、少し凶々しくなる事があるように、
    女三ノ宮が陰を落とす。
    紫の上の心理描写は秀逸。
    これで、紫の上は、
    世界で最も美しいヒロインの一人にして、
    誰からも好感を持たれるという地位を確立した気がする。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    源氏が崩壊していく巻。
    柏木と夕霧も恋に惑って憂き目を見る。
    そして女三宮の降家・・・これが決定打。
    紫の上を深い悲しみに突き落とした。

    いい歳になっても女性への興味が失せない源氏と、
    出家を望む紫の上。
    二人のすれ違いが悲しかった。

    紫の上の人柄のよさを源氏が讃えるのも束の間。
    彼女は病に臥し...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    上・中・下と読みました。名前がやっぱり難しいところはあるけど、それでも面白い。

    昔のあの階級の女性は大変だったなーとも思う。選ぶ権利が、今ほどない。…でも今だって、視点を変えれば昔よりないかもしれない。

    ストーリーとしては、悲しい話だと思った。そういう悲しい部分があるから、光の君はさらに素敵に映...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    平穏が続くかと思われた源氏と紫の上の間に波風が起こる――女三宮の登場により紫の上の「源氏の妻」としてのプライドが揺れそして次第に弱り果てていき、源氏は過去、藤壺と犯した過ちを柏木と女三宮に突きつけられる。華やかな時代は去り、先細っていく二人の物語は今、終わりを告げる……ってこんな具合でよろしいでしょ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    きました・・・いよいよ最終章。
    源氏は若き日に重大な過ちを犯す。
    父親である桐壺帝の後妻(源氏の義母)藤壺を慕うあまり父に隠れて密通をし、藤壺は源氏の子を身篭ってしまうんです。
    帝はその事を知ってか知らずか、冷泉帝に皇位を継がせる。
    臣下に落ちた源氏の子供を・・・。

    この下巻では、源氏が若い頃犯し...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    下巻で、悲劇だと思ったのが、柏木。彼は真面目で、一途な人だっただけに思いつめてあんなことになってしまった。現代でもああいうことってあるよね。あいのり見てても、一目ぼれしちゃった女の子がいくらつれなくても、それで体調崩しちゃっても思い続けてる男の子っているもん。ただ、柏木の場合は相手が非常に非常にまず...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月25日

    田辺源氏、再読です。
    実は今、橋本治の窯変源氏を読み途中なのですが、解釈が独特過ぎて(!)原作が気になったのだけれどもちろん原文は読めないので、私の中で一番わかりやすいイメージの田辺源氏を読んでみることにしたのです。

    窯変源氏で引っかかったのは、若菜上下と柏木の帖。
    田辺源氏では、柏木は普通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月12日

    下巻は、「梅枝」から源氏の死までの巻が収められています。

    源氏が女三の宮を引き取る頃から、紫の上がしだいに仏道への思いを強くしていく心境の変化がやや辿りづらいようにも感じましたが、これは現代的な文章にそぐわないテーマであるせいかもしれません。

    0

    Posted by ブクログ 2013年12月25日

    因果応報ってやつですね。源氏の勢いとかを考えるとブチ切れてもいい事態ですが、昔の自分と同じことしてると思ったら責めれないですよねぇ。
    源氏が落ち着いて大して面白みがない分、夕霧がやらかしてくれました。何かあると花散里のもとへと行く夕霧が可愛いです。花散里は癒し系女子ですね。あたしも好きな女キャラです...続きを読む

    0

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