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ちどり亭の店主・花柚と総一郎の結婚式まで、あとわずか。そんなとき、総一郎の祖母・咲子が「店を継ぐだけの力が彗太にあるか確認したい」と言い出し、彗太は彼女ために一週間、お弁当を作ることになる……。
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Posted by ブクログ
ちどり亭シリーズ最終巻 花柚さんも無事認められて結婚し 彗くんも後を継ぐべく気持ちを新たに 大団円でいい終わり方でした(#^^#) 誰かのためにご飯を作るって 本当は大事で素敵な事なのだな、と再確認。
最終巻。 すごく心に響いた。 特に花柚さんと永谷さんの結婚お披露目の場面が、とても幸せで、なんだか泣きそうになった。 彗くんの料理の工夫、そして「自分がそうしたいと思った時、いつでも差し出せる知識と技術がある」と言う言葉。 ジーンときた。 自分もそうありたいと思う。 それにしても、毎回毎回、お弁当...続きを読むの美味しそうなこと。 そしてどれもこれも自分でも作ってみたくなるのは、本書の一番の魅力だな。 ラストの番外編もニヤニヤが止まらない。 うん、とても良いシリーズだった。 これこそ優しい物語だと思う。
お弁当は、作った人のいないところで開けられるもの。 それは手紙に似ている。 開けられた瞬間を思う… どんな気持ちで味わうだろうと思う、ちょっと胸が苦しくなるような思いがある。 また、遠く思いを乗せて運ばれるそれは、旅の無事を祈る御守りでもあって… シリーズ完結編。 料理が出来なかった人、訳あって料...続きを読む理が苦痛になってしまった人に、「肩の力を抜いて、料理を楽しんで」そして健やかに生きて。大切な人を美味しいもので幸せにしてあげて、というメッセージを送る作品でした。 彗太が料理に目覚める物語であり、彗太視線で語られる物語でもあるが、ちどり亭の店主・花柚さんの、幼い頃からの恋が長い時間をかけて、数々の障害を乗り越えて成就する物語でもあった。 花柚さんのこれまでに、古都の旧家に生まれた難しさを思う。 日本が世界に誇れる伝統文化を数多く残す京都。 自分たちが国の文化と思って大切にしているものを、人生を掛けて守っている人たちがいるのだなあ…と、そっと感謝。 15.閉塞成冬(そらさむく ふゆとなる)、「冷や飯食い」と彗星の夜 冷えた白飯をなんとか美味しく食べてもらうには? 16.麋角解(さわしか つのおる)、松風焼きと年の暮れ 縁起ものを送ることは、相手の幸せを願うこと。 17.東風解凍(はるかぜ こおりとく)、脅迫状と味卵 ちどり亭のブログに「ブログをやめろ」という脅しのメッセージが届くようになる。 意外な犯人と、花柚さんが差し伸べた手とは? 18.桜始開(さくら はじめてひらく)、サムシングパープルと幸福な日 家のための結婚式とは別に、親しい人たちを招いて、結婚報告を兼ねた食事会を開く。 みんなのために作る、お店の料理と、顔が見える「だれか」のために作る料理は違う。 【番外編】 16歳の永谷氏と、中学生の花柚さん、兄の公篤さん。 大人になるための試練が始まる少し前のこと。
ちどり亭シリーズの最終章とでもいう一冊。 総一郎の思いもわかって満足しました。 いわゆる料理本ではなく、写真はおろかイラストの一つもないけれど、文章で味が想像できる表現が大好き。 何品か作ってみたいと思う。
シリーズ最終巻 続いて欲しい気もするけど、腹八分目の様な終わり方が腑に落ちる読後感。説明がくどくどしていないのに、仕事が丁寧だと感じる描写が素敵でした。 いつか彼の活躍がどこかでチラッと見えるといいなぁ。
終わってしまったー。 最終巻らしい素敵な本だった。彗の花柚に対する気持ちがとても綺麗で優しい。 食でみんなを幸せにって素敵だなぁ。 いつも思うけど、七十二候って本当に良いものだと思う。 いろんな事を教えてくれた本作に感謝。 そして巻末にある、番外編もとても良かった。
毎日の食事は、やがて別の世界へ旅立っていくかもしれない家族への贈り物… ご飯を作ることに疲れたときに思い出したいフレーズで締めくくられた千鳥亭シリーズ最終巻。花柚さんや彗くんのように「誰かを思って料理ができる」幸せを大切に生活しないとな〜と思う。
花柚さんが結婚し、大変素晴らしいハッピーエンドに乾杯です!自分かそうしたいと思ったときに、差し出す知識と技術があると言うのは、本当に素晴らしく、羨ましいですね。私は料理はできませんので、違う術で人を幸せに導けるよう精進したいと思います。
何だかんだで結構泣かされた作品だった。 もっと丁寧にご飯を作ろうと思えた。 総一郎と花柚、もだもだしたけどとても素敵なカップルだった。 本当はもう少し見ていたかったな。
ちどり亭シリーズ4作目。 店を引き継ぐ彗太の力量を知るため、花柚の祖母に1週間お弁当を作ることになる。シリーズ最終巻。 件の犯人の態度にはもやっとするものがあったけど…(謝罪はしないわ、態度でかいわ…) 物語は素敵な締めでした。シリーズ通して花柚さんのほんわかした人柄のような雰囲気だったなぁ。巻末...続きを読むの総一郎目線の番外編も素敵な終わり方。 別の作品で数年後のちどり亭の人たちが登場したら良いなぁ
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