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近代思想としての仏教は、西洋哲学との出会いの中から生まれた。仏教を哲学的な宗教として捉え直した井上円了や清沢満之の思想は、日本の独創的哲学の原点となり、やがて明治後期には青年たちの人生の指針たり得るような、教養としての仏教思想が一大ブームを迎える。『歎異抄』を典拠とした近角常観や暁烏敏、倉田百三らの仏教思想は、大正教養主義のうねりを経て、やがて昭和の戦火の中に突入していく──仏教が近現代人の思想に及ぼした、深く広い影響を解明する野心作。
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Posted by ブクログ
日本仏教」思想、という場合、徳川幕藩体制で檀家制度ができて、仏教が堕落したとされる以前で終わってしまうことが多い。まして明治以降の近代を取り扱うことはほとんどなく、鈴木大拙が取り上げられるくらいだろう。しかし実際は、浄土真宗と日蓮宗は社会に大きな影響を与えている。特に真宗は真っ先に近代化への対応から...続きを読む西洋哲学を用いて理論武装していった宗派である(内部抗争はあったけど)。それがどう発展し、社会にインパクトを与え、最後は破たんしてしまったか、よくわかる本。入門書としては由緒はないので読む価値大である。
学校教育では廃仏毀釈のあたりから姿を消す仏教の、近代においての働きと影響を活写。私自身も真宗に所縁のある家に育ったものの不勉強というか無関心であった為、全く意識できていなかった時代でありとても興味深く読めた。 終章で触れられているが、現代でも私のような死後の世界も現世利益にも否定的であるが、教養や哲...続きを読む学としては多少の関心があるといった層を仏教界側から取り込む余地は大いにあると思う。それが各宗派の期するところとなっているかはわからないが。 主に5人の人物が取り上げられているが、うち4人が真宗大谷派と偏っていることの説明が不足しているのでやや納得感に欠けたところは残念。
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