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さまざまに悩める人々――それと同じように、この不思議な紅茶屋と陰陽師にも、立ちむかうべき物語があります。人気の街、吉祥寺の四つ辻を越えて。不思議な霧の街角にたたずむ「おんみょう紅茶屋 らぷさん」を今回訪れるのは、まさに運命のお客様。さすがの店主でも心乱れてしまう時も。恋する人と一緒なら、きっと乗り越えられるはず。そうして生まれるのは、恋人の父も、師も越える、最高の一杯。悲しみも怒りもつつみこむ魔法の紅茶を、あなたに。
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目 で、完結という事でよいのだろうか? 今回のお茶はキャンディとアッサム 自分用に淹れる場合、アイスティーのミルクダウンはもう諦めている 私は薄めのアイスティーをガブガブ飲むのが好みなので、作中で失敗作として扱われているのに似たもので十分なんですよね なので、それなりのお店で出てく...続きを読むるアイスティーの濃さに戸惑う事がある お店のアイスティーの茶葉で多いのがアールグレイとキャンディなのは、ミルクダウンが起こりにくいからであって 果たしてアイスティーとして飲むのに美味しさの面で適しているかどうかは別問題だと思っている 自分の好きな茶葉を楽しむのがいいと思うよ 作中で紹介されていた、茶葉を増やして抽出時間を短くするという方法 でも、タンニンは高温のお湯で先に溶け出すので、他の成分をしっかりと抽出することで相対的に渋みを感じさせなくするという考えもある なので、私の場合は茶葉の量はそれほど増やさず、抽出時間を10分以上の長時間にしているかな それと、水出しのアイスティーにするなら、茶葉は通常の2倍以上使うくらい必要だと思う ま、この辺は茶葉の種類と個人の好みの問題もあるかもね それにしても、英子さんは何故気づかなかったんですかね?鈍すぎでは? 自分の親ならマスクとサングラスしててもわかりそうなもんですけど…… 正朝さんが、何か特別なカモフラージュしているような描写ってありましたっけ? 全部読み終わって思ったことだけど、正朝さんと麿の関係も同じようだというのを示唆しているのか? 他者から見たらわかりきっているものでも、肉親というフィルタがかかっていると目が曇って本質が見えないとか? 麿と正朝さんの対峙 麿から前巻の最後で見せたような「死んでもいいや」という感じがない 最後の一歩手前で加減しているような? 英子さんも気づいていたように、何か導くような態度に変化していましたねぇ お姉さんの態度からも、ラストの展開はそんな感じになる可能性は考えていた とりあえず、大団円な終わり方でよかった シリーズ通しての、ちょっと気になったところ 「誰視点?」と惑う箇所がいくつか 一人称でも他の人視点っぽい表現だったり、一部分だけ三人称になってるようにも思えるところがいくつか あと、キャラがシーンの展開に都合よい事ばかり喋っているところがいくつか そのせいでキャラ設定がぶれているように感じる 描写されていないところに裏設定があるのか、それとも私がキャラの性格を読み取れていないのか…… 地方国立大出のバカが読み解くには向かない本かもしれないですね でも、設定とか、紅茶と陰陽道に関する外連味は面白かった 紅茶に関する知識も、私の知っているものとそんなに齟齬はなかった でも、紅茶関係の知識って、本によってまったく違う事が書かれてあったりするんですよね…… ちなみに、ジャンピングについての発言が一番気になったかな ジャンピングの有無が美味しさを左右するのではなく、ジャンピングが起こるような条件(特に水に関する)で淹れるのがいいだけという理解をしている まぁ、この辺は本当に紅茶関係の本によって書かれてある事が違うから、どれが正解とかは最終的には個人で決めろという事になってしまう気がする
紅茶と陰陽道という異色の組み合わせで語られる、人と人とをつなぐ物語の完結編。 敵対していた人物の、正しいとは言えないがそれでもたしかに愛情と言える感情、話が進むごとに成長してゆく主人公とその家族、そしてその愛情。 いろいろな人の感情(それも正の感情)が折り混ざって、愛情あふれる素敵なストーリ...続きを読むー展開となっていた。 蛇足ながら、悪役との最終対決シーンでの描写がやや幼いと感じたが、シリアスになりすぎぬようとの筆者の配慮なのかもしれない。
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おんみょう紅茶屋らぷさん
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古野まほろ
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