そうだ小説を書こう

そうだ小説を書こう

693円 (税込)

3pt

物語を読み進めながら小説の書き方がわかる。

本書は、主人公が小説を書くことで、父親として息子との絆を回復する物語であるとともに、何度か挫折を味わいながらも、新人賞を受賞してプロデビューするまでを描いた話である。
文中に小説を書く技術がふんだんに取りあげられ、小説の指南書にもなっている。
作者の山本甲士が出てくるほか、さまざまな習作が作品として登場する。
この作品は、山本甲士が山本ひろし名義で刊行した『君だけの物語』を改題し、加筆改稿したものである。

山本宏司は、会社を左遷され、妻と離婚し東京から佐賀へと転勤になった。小学三年生の息子直幸は、友人の万引き騒動で宏司の説教通りに友達を諫めたために逆に孤立してしまい、そのため対話を拒否されてしまった。
ある日宏司は、図書館で子供が楽しそうに本を抱えているのを見て、自分も物語を書いてみたいと強く思うようになる。そして、システム手帳にこう書き込んだ。
「人生を仕事だけで終えるのか? 物語を作りたい。人々をはらはらどきどきさせたり、わくわくさせたり、あっと驚かせたり、心を揺さぶったりしたい」
宏司は、自ら小説の書き方を学んで、その中で佐賀に住む作家、山本甲士に近づいていくが……。

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そうだ小説を書こう のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年08月28日

    山本甲士さんは積極的に読んでます。ヒカリの魔女が最初かなぁと。巻き込まれ方とありますが、これもそうなのかどうか。続くのは感じますが、サングラスが良かったかなぁと、モノには魂が宿ると思います。いい方向に向かっていたのでよかった。最後のウオッチで引き込まれるのではってマイナスの話になり掛けて、ならずに良...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月21日

    自伝的小説の形をとった小説指南書。妻と離婚し、会社を左遷されて佐賀県に閑職に追いやられた主人公が、息子との絆を取り戻すために児童文学を書こうと思い立って小説家となるまでの過程を描いています。ある程度文章を書いてきた人向けの指南書ではなくて、ずぶの素人が文章の書き方を学びながら、人を楽しませる物語を紡...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月22日

    小説の書き方を小説で語るというメタ小説。
    実際の作品(著者がかつて書いたもの)が全文掲載されているため、改善された点や上達具合が具体的にわかる。
    また、著者が会得した小説を書く技術が箇条書きになっているのも、非常に参考になる。
    なにより、「山本宏司」という主人公の創作態度が、いかにもアマチュアのとり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月07日

    物語を読み進めながら小説の書き方がわかる

    本書は、主人公が小説を書くことで、父親として息子との絆を回復する物語であるとともに、何度か挫折を味わいながらも、新人賞を受賞してプロデビューするまでを描いた話である。
    文中に小説を書く技術がふんだんに取りあげられ、小説の指南書にもなっている。
    作者の山本甲...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月23日

    突然、そうだ小説を書こうと思った僕が読んだ本。
    この本は、作家志望のおじさんが頑張って作家になろうとする過程を追いながら、読者もまた小説の書き方を会得していきましょう、というスタンスになっている。
    こんなにうまくいくわけねーだろ、ふざけるな!アマチュアなのにそんなにポンポン話が浮かぶわけねーだろ、ふ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月25日

    会社では左遷の憂き目にあい、離婚して1人長崎に異動した山本宏司は別れた息子のために小説を書き始める…小説指南小説⁈

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    Posted by ブクログ 2022年03月02日

    小説の中で主人公が書く小説がだんだんと面白い作品になっていった。
    作家さんが読者を惹きつける作品をこんなふうに書いていたのかと過程がよくわかった。
    小説を書くつもりはないけれど、普段からアンテナを張り想像力を働かせれば自分の平凡な日常にもネタはあるのかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2012年11月14日

    自伝的小説書法指南書。人生こんなに上手くいったら誰も苦労はせぇへんやろうに。ちょっと自伝的である割りにはあまりにもリアリティなさ過ぎ。

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そうだ小説を書こう の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    368ページ
  • 電子版発売日
    2016年05月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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