ぱちもん

ぱちもん

693円 (税込)

3pt

3.7

海千山千「迷」探偵たちのあきれた事件簿。

探偵を名乗るものは皆、ある一定の調査力を持っている……わけではない。現在、日本では探偵社・興信所・調査会社を取り締まる法律や規制がないため、なろうと思えば誰でも探偵になれるから、ぱちもん業者が巷にわんさと溢れているのだ。ちなみに「ぱちもん」とは、偽物の意。本書は、そんな探偵たちの怪しい実態と、依頼人たちとのすったもんだを小気味よく、ときに優しい視点で描いた、シニカルな笑い満載のどつぼ系連作短編集。

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ぱちもん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大阪人なら馴染みのある言葉“ぱちもん”。「偽物」とか「まがいもの」の意味で、本作はうさんくさくて到底信頼できない探偵たちと、運悪く彼らに関わってしまった人たちの物語。6つの短編から成りますが、完全に独立した話ではなく、前の章で脇役だった人が次の章では主人公という形。

    登場する探偵に善人はいません。

    0
    2017年05月10日

    Posted by ブクログ

    えぐいものもあったけど、あったかいものもあって少しじんときた。

    つながりがあるようでなかったり、投げられていた疑問があとで解けたりと、
    連作の醍醐味は満点。

    読んでよかった、と思える秀作。

    0
    2009年11月17日

    Posted by ブクログ

    「それ、ぱちもんちゃう?」こういう大阪弁を聞いたことがある。直訳すると「胡散臭い、うそっぱち、まがいもの」というようなことだろうか。主人公は探偵・・しかし、依頼者に応じていかようにでも請求額を変えてしまうといういい加減な仕事内容。しかし、主人公は人情があり、どこか憎めないのである・・。ただ、この本を

    0
    2009年10月04日

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