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大日本帝国陸軍内にスパイ養成組織“D機関”を作り上げ、異能の精鋭たちを統べる元締め(スパイ・マスター)、結城中佐。その正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。結城の隠された生い立ちに迫るが……(「追跡」)。ハワイ沖の豪華客船を舞台にした初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む全5篇を収録。世界各国、シリーズ最大のスケールで展開する、究極の頭脳戦! 「ジョーカー・ゲーム」シリーズ、待望の第3弾。
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Posted by ブクログ
D機関のスパイがどれほどやり手なのかを楽しめる短編集。頭脳だけでなく心理学的なものまで駆使しながら、目的を達するD機関のスパイたち。追うものがいつの間にか追われる立場になり、追い詰められる。背筋が凍るほどD機関のスパイは容赦ない。けど、やり方はクールで紳士的。格好良すぎるだろ。「追跡」で魔王と呼ばれ...続きを読むる結城中佐の生い立ちが語られる。しかしね、スパイの身元は嘘で塗り固められるので、その生い立ちでさえ、偽の経歴を作るためのようにも思える。何が真実なのか、すべてを疑いたくなる。
再読。 D機関シリーズ第3弾です。 そして、私はこの第3弾が1番好き。 全5編(うち2編は「暗号名ケルベロス」の前後篇)あって どの話もとにかくクオリティが高い。 その中でも1番好きなのは「誤算」かな…。 どう読んだって任務の"失敗"だと思うことの連続、 それが全部誤算ではなく計...続きを読む算つくされて 起きた事象だったという話。 D機関のスパイ達、というか結城中佐の抜かりなさが 度肝を抜くレベルです……。 「失楽園」もすごくスマートなどんでん返し的話だし、 「追跡」も信じてたものがひっくり返される。 全編通して全く展開が読めないのが面白いんだな… はーーー本当大好きです。 ジョーカー・ゲーム。
シリーズ3作目。 相変わらず面白い。 戦時中の背景を描きつつフィクションになっており、スパイのかっこよさを表しています。
相変わらずおもしろかった。1部2部を読んでから3年ぐらいたっていたのでやっと読めたという感じです。3冊目になっても面白さは相変わらずでした。読後感がいいですねー
大戦中、日本帝国軍内に秘密裏に存在したスパイ養成機関通称D機関。 そこに所属するスパイ達を軸として、あるいは狂言回しに据えて語られる連作集第三弾。 今巻のテーマは「選択」と「岐路」と「決断」。 時間が進み第二次世界大戦の狼煙火が大きくなったせいか、今巻登場するスパイ達には、既刊とは一味違う印象を抱い...続きを読むた。 顕著なのは「追跡」と「暗号名ケルベロス」。 基本的に自らの頭脳のみを恃みとする自負心の塊であるD機関スパイの価値観はブレず、「誤算」のようにその先見の明で祖国の敗戦を見通しながらも任務に従事し続けるのだが、「追跡」と「ケルベロス」のラストではスパイの余生が示される。 あるものは己の負けと衰えを自覚し、あるものは己が引き受けた責任を果たす為、スパイとしての人生に見切りをつけるのだが、彼等が新しい人生に示す決意表明が潔く爽やか。 特に「ケルベロス」は結末だけ見ればバッドエンドなのに登場人物が覚悟を貫き通す読後感が清々しく、ハッピーエンドに見えてくるのが不思議。 「標的の目に世界がどう見えているのか、常に意識するのは当然」 これは作中の内海の言葉だが、ならば表題作のラストにおける奇妙な爽快感は、読者が内海と視点を共有しあたかも彼の目を通しカモメ舞う船上の青空を見ているからか。 そして事実、これから坂道を転がり落ちるかのように戦争の泥沼に沈んでいく日本軍の歴史を知る者にとっては、リタイアしたものこそ正しかったのではないか、幸せな余生を選び取ったのではないかという感慨も滲む。 内海が言う責任とはノブレス・オブリージュの亜種、貴きものが負いし義務改め優れたものが負いし義務。謎を解く行為に取り憑かれた人間の業深さ、義務を蔑ろにし戦果のみを求めた人間の滑稽さが招いた皮肉な結末が心に残った。 また、概ね高評価の中で低評価をつけている人の理由も理解はできる。 「人である前にスパイであれ」なD機関に非人間的完璧さを求めて読んだら、今巻では「スパイである前に人である」また「スパイから人に戻った」諜報員の在り方や人間味がフィーチャされ、物足りなさを感じたという所か。 しかし徹底した個人能力主義であるD機関において、結城中佐は各自の選択を否定せず、個々の判断を尊重するに違いない。それが原因で有能な人材を失う事になっても、だ。 スパイの賞味期限は自らの能力の限界を悟った時、守るべきものを託されてその責任を引き継いだ時。 最新刊では戦況とスパイの変化を感じ取ったが、結城中佐の一切ブレない圧倒的な存在感は健在。 「追跡」では英国のスパイが結城中佐の生い立ちに迫るのだが、その素顔は暴けなくても、老人の口から語られる結城中佐の輪郭がより濃くなるような終盤のエピソードが心憎い。
失楽園っぽい話なのかと思ったが、推理物風で面白かった。シンガポール・スリング、どんなカクテルなのか気になる、飲んでみたい。 ケルベロスはちょうどイミテーション・ゲームを見ようと思っていたところなので、タイムリーに感じた。最後少しだけほっこりした。数年後の様子を知りたくなった。
シリーズ三作目。D機関のメンバーは相変わらずの有能ぶり。徹頭徹尾の仕事ぶりだけど、今回は少しだけ人間味も覗かせる。相変わらず面白い。
ジョーカーゲーム第3弾。 今回も厳しい訓練をくぐり抜けたエリートプロスパイの暗躍を堪能します。 短編5編、体力的にも武術的にも優れた彼らですが、心理戦、思考の読み合い多めという感じ。 「誤算」 フランスのレジスタンスに近づき、思わず能力発揮。同志へのお誘いも受けてしまう優秀な潜入。 「失楽園」 シン...続きを読むガポール、ラッフルズホテル。ターゲットの心理を思うままに方向づける、印象が残らないバーテンダー。 「追跡」 これは、凝ってる。結城中佐の過去を追う、英国特派員兼スパイ。これこそ、結城のルーツと手に入れた情報は、20年以上前から、自分の出自を準備していた罠だった。結城中佐の勝利。 「暗号名ケルベロス」前・後 愛していた夫を国策で殺された女性。仇を討つため、敵国のスパイとなる。船上でのスリリングな展開。全てを成した後、D機関のスパイに全て打ち明け、娘と愛犬を託す。船上で、口笛を吹きながら、たぶん子育てを決心したスパイ。良いわ。
お馴染みの世界観であらたなD機関のメンバーが暗躍する。今回は魔王の若かりし日が暴かれる逸話がなんとも新鮮!それも必要以上に晒さないところがまた分かり易い狙いであっても、じつに憎らしい笑。まさにチラ見せ!シンプルにこういうのに弱いのは人たる本能か笑笑
何年ぶりかの読書。息子が2歳になったしそろそろ自分時間を作ろうと積読してた一冊。 ジョーカーゲーム、昔読んだような気がするけど結構忘れてて、それでも興奮して読めた。 スパイものは回収がきもちいいな。 結城中佐の生い立ちに触れたところなんかも見どころ。短編ってもともと苦手だったけど、最後の二篇は前編...続きを読む後編になっているし、結城率いるD機関が関わる短編だからギュッと人間模様が詰まっていた感じだった。 軍国時代背景がすごく緻密で丁寧だから読書慣れしていない自分がざっくり手を出しても一読で楽しかった。子育て中につきなかなか一気読みは難しいからとびとびになりがちだけどもう2、3回集中して楽しみたいところ。
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柳広司
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