聖域

聖域

715円 (税込)

3pt

異動先の編集部で、偶然目にした未発表の原稿『聖域』。なぜ途中で終わっているのか。なぜこんなに力のある作家が世に出ていないのか。過去を辿っていくと、この原稿に関わったものは、みな破滅の道へと進んでいる。口々に警告されるが、でも続きを読みたい、結末を知りたい。憑かれたように実藤は、失踪した作家、水名川泉を追い求め東北の地へ。そこで彼が触れたものは。長編サスペンスの傑作。

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聖域 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    自分の中では、篠田作品No.1

    2022年04月11日

    もう初版が出た時に読んでますから、20年以上は経ってますよね。

    紙媒体(ハードも文庫も)だって持ってるのに、いつでも読める様にしておきたいが為に電子にて購入しました。

    内容については、他の方のレビューで沢山書いてあるので、そちらをご覧くださいw。

    とにかく、自分の中では篠田節子さん...続きを読む

    #ドキドキハラハラ #感動する #深い

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    Posted by ブクログ 2015年12月11日

    篠田節子さんの著作は「女たちのジハード」に続き、2作目。「女たちの」も面白かったが、こちらはもっと迫力がある。先がどうしようもなく気になり、一気に読んでしまった。案外評価が低いようで、驚いている。
    個人的にこういった不気味な話が大好物である。日本(特に地方)固有の暗さ・怖さがある。ストーリーは、出版...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月09日

    週刊誌から文芸誌に異動したての編集者・実藤が、ある時偶然手にした未発表原稿「聖域」。物語が佳境にさしかかったところで、終わってしまっているこの作品のラストを読みたい一心で、実藤は無名の作者・水名川泉を捜し出すため、僅かに残された痕跡を頼りに東北へと向かう。

    ◆94年4月刊行された小説であるにもかか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月22日

    初めて読んだ篠田節子の作品。
    詳細も結末も詳しく覚えていないんだけど、とにかく引き込まれた記憶がある。
    読後はしばらく放心状態。
    何度も何度も肺水腫に陥るシーンがあるのって聖域だっけ?
    あのシーンが強烈で涙が出てきた。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日


    女たちのジハードで語られたような、シンプルで無駄のない地の文体に、文中小説(とはいっても引用と概要ではあるが)が挟まる、最初の展開。


    その文中小説が秀逸。
    文章も練られていて、それだけで十分に読みごたえを感じるような素晴らしいプロット。もったいない!
    このままできればきちんと読みたい、そう思わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月04日

    異動先の編集部で、偶然目にした未発表の原稿『聖域』。なぜ途中で終わっているのか。なぜこんなに力のある作家が世に出ていないのか。過去を辿っていくと、この原稿に関わったものは、みな破滅の道へと進んでいる。口々に警告されるが、でも続きを読みたい、結末を知りたい。憑かれたように実藤は、失踪した作家、水名川泉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月21日

    出版社の不人気文芸誌に異動させられた実藤。実藤の異動の直前に突然退職した篠原のデスクを整理している最中に『聖域』と題された小説の原稿を見つける。そこには魑魅魍魎と戦う慈明上人の壮絶なるストーリーが綴られていた。しかし、500枚以上の原稿はみかんであることに気がつく。作者の水名川泉の行方は、関係者も誰...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月03日

    以前この著者の本で「仮想儀礼」というのを読んだことがあるが、それも宗教がテーマのお話だった。この本も「宗教」や「信仰」にかかわてくる。かわったテーマでなかなか面白かった。

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    Posted by ブクログ 2015年09月19日

    期待通り。深いところに連れてってくれるなー。グイグイ読ましてくれるのに、文体は麗しい。ツルツルと喉越しのいいおうどんを食べてる気分。変な例え。ひっかからないというか、止まらずに最後まで読ませてくれますなー。

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    Posted by ブクログ 2014年02月13日

    弥勒が好みではあったので、温泉でダラダラするのに持って行ったが、弥勒よりも好みな展開で、一気に読んでしまった。この「救い」がテーマなのであって、最後「聖域」の結末が、僧慈明による般若心経というのは、割とそこへ落ち着くしかない、というのは途中から読めてしまうのではあるが、そこへたどり着く苦悩や絶望が、...続きを読む

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