田舎のポルシェ

田舎のポルシェ

880円 (税込)

4pt

4.0

偶然出会った二人の旅は――。心躍る人間賛歌

とある事情で東京を目指す女性が、なぜか強面ヤンキーの運転する軽トラに乗るはめに。旅のスリルと人間ドラマの妙味あふれる中篇集。

※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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田舎のポルシェ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月24日

    初本。良い凄く良い 篠田節子さん、何故に出会わなかったのよ自分って。謝辞でお世話になる人を挙げてるけど、段取り踏んでしっかり屋台骨作るから嘘もなくて潔い。米360㌔を乗せて軽で高速走るとかね。27時間だけの出会いなのに内容が濃いし徐々に知られる事情だけでない瀬沼の生き様も全部乗せて走るまさにポルシェ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月30日

    星4.5
    ロードノベル3編からなる。
    わたしと年齢が近いからか、やはり篠田節子は面白い。どの作品も、平凡に終わったりはしないが、奇をてらうようなストーリーではない。続きが気になり、あっという間に読んでしまった。
    若い人でもおもしろいと思ってくれそう。

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    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    「ポルシェ」「ボルボ」「アリア」と、車名を題名にしたロードノベル中編3作。
    『田舎のポルシェ』は、軽トラックで岐阜から東京、そしてまた岐阜へと高速道路や田舎道をひたすら走る話。
    実家で収穫した150キロの米を運ぶため、助力を依頼した主人公翠の前に現れたのは、坊主頭に紫色のツナギを着た巨漢の男。喉元か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月31日

    どこかでこの装丁を見かけたとき、「田舎のポルシェ」こと、スバルサンバー、に最近乗り始めた自分は思わず手にとらずにはいられなかった…、尤も、自分が乗っているのはこの絵のようなトラックではなくバンタイプではあるが、その小さなクセにせいいっぱいブルンブルンと走り回ってくれる姿にはいずれも変わらないものがあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    「混迷する日本社会の今」を背景に「昭和の時代から懸命に生きてきた人たち」と「今の社会は生きづらく先は見えないけれど、少しだけ光明が見えるかもしれない」という微妙な情景を描き出した中編三作を集めた作品集。なかなか読み応えがありました。というか結構重かった。(決してホンワカする、ハラハラ・ドキドキすると...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    さらさら読めて、車を軸にした旅の物語は3話ともそれぞれ個性があっておもしろかった。

    「ロケバスアリア」が1番好きだった。春江さんのキャラも好きだし、春江さんのチャレンジも読みながらなんだか胸が熱くなった。コロナ禍の話でもあり、つい最近のことなのに「あぁそうだったよなぁ…」と少しばかりの懐かしさを感...続きを読む

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