木戸のむこうに

木戸のむこうに

556円 (税込)

2pt

3.0

京ならではの新しい料理を生み出そうとするが、周囲に受け入れられず苦悩する板前。許嫁が花街に売られるのを阻止するため、名画「雁の絵」で一か八かの勝負に出る表具師。悲惨な死を遂げた恋人への思いを一対の雛に忍ばせる人形職人……。匠に生きる男とそれを支える女の哀歓を円熟の文章で綴る傑作時代小説集。

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木戸のむこうに のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年09月17日

    京の町に生きる匠の姿を描いた短編7編を収録しています。

    第1話「木戸のむこうに」は、一徹な料理人の弥七の想い人である千鶴と、料理茶屋「文殊屋」の女将・お高が出会い、弥七の新たな京料理の創作を手伝う話。

    第2話「雁の絵」は、苦界に身を落としそうになっているおけいを救うため、俵屋宗達の絵を2枚に剥い...続きを読む

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