絹の変容

絹の変容

429円 (税込)

2pt

【第3回小説すばる新人賞受賞作】レーザーディスクのように輝く絹織物――偶然、不思議な糸を吐く野蚕を発見した長谷康貴は、その魅力に憑かれ、バイオ・テクノロジー技術者・有田芳乃の協力で、蚕を繁殖させようとする。事業は成功したように見えたが、意外なパニックがまき起こる……ミステリータッチの本格SF。

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絹の変容 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年01月13日

    そして誰もいなくなった。

    子どもの頃に聞いたお蚕さんの咀嚼音はたった一回だったのに忘れられない。ただ怖かった。
    そのお蚕さんが巨大なんて…
    過去に広がらなかった物はそれなりの理由がある。過去に謙虚であるべきなのかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2017年08月15日

     篠田節子の本で最初に読んだのはこの本だった気がします。

     バイオテクノロジーによって虹色に光る絹を紡ぎだす養蚕に成功しましたが、それが発端となり蚕に変化が起き、バイオハザードして恐慌をきたすパニック小説です。
     蚕ばかりでてくるので、あまりビジュアルを思い浮かべると気持ち悪くなりますので要注意。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    篠田節子のデビュー作ですが、初めて読んだときはかなり衝撃を受けました。これで大フアンになり、新作を心待ちするように・・

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    虫が苦手な人はよめません。私なんかが読むにはもっと科学的説明がいい加減でもふむふむと読んでしまうのだが、これでもかってくらいバイオのことを調べて書いてあります。でも読みやすい。情景もリアルに書かれているので、夢にも虫が出てきそうです。

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    Posted by ブクログ 2023年04月20日

    日本人は絹アレルギーを発症する人は少ないが、欧米人には発症する率が日本人よりも多い。この事実がストーリーの核となるストーリー。

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    Posted by ブクログ 2023年02月06日

    現実にもこういったパニックホラー系の出来事が起こったらどうなるんだろうと思うほどリアルでした。
    特に身近な生物(虫)が突然変異により暴走しだし、被害を拡大していく様は身の毛もよだつ描写でした。
    今回のお話は無事収束?に終わりましたが、徐々に手を付けられなくなる様子は某ゾンビ映画を思い出しました。

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    Posted by ブクログ 2021年11月18日

    話はテンポの良いバイオホラーなんですが、グロテスクな芋虫が集団で登場、活字でも鳥肌が立ちそうです。映像化されたら失神ものですね。?

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    Posted by ブクログ 2017年10月21日

    生物災害もの(バイオハザードっていうとジョヴォヴィッチ思っちゃうよね)

    しばらく芋虫系が怖くなる

    その災害をもたらす蚕を生み出す元になったのが、繊維メーカーの若旦那(といっても中年男だが)
    もっとも、開発した芳乃は少しマッドサイエンティストのケはある

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    Posted by ブクログ 2017年07月03日

    パニックもの。短くまとめたことで突っ走った感が出てて、それがまた良い。余計に話を広げず、細かいことよりも、息を止めて一気に駆け抜けた。そんな小説。

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    Posted by ブクログ 2013年08月07日

    昔からとてもきれいな繭はとれるが、そこに立ち入った人は変な形で死んでしまうといった場所。
    禁断の場所から禁断の種を持ち出し、培養し、世の中の人たちが死んでいく。
    SF的な話だが、おかいこさんってどうも気持ち悪いので、それがうじゃうじゃでると想像するとさらに怖い。これが映画になったらホラーになるなあと...続きを読む

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