リリーのすべて

リリーのすべて

一九三〇年代初頭、世界で初めて性別適合手術に成功したとされるデンマーク人画家の実話に基づく物語。女性モデルの代理を務めたことで自らの中に潜む〈女性〉に気づいたアイナーは、やがて〈リリー〉という女性として生きることを決意。妻はそんな夫を理解し、支えるが……。E・レッドメイン主演映画の原作。

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リリーのすべて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    かなり面白かった。私が思う「純愛」に1番近い話だと思った。グレタはアイナーの事を本当に愛してた事が伝わるし、アイナーもグレタの事を信じる事で、変わっていく自分を受け入れたのだと思った。単純なトランスジェンダーの話と油断していたが、結構好みの恋愛小説で驚いた。
    読み終わった後、アイナーの名前で検索をか

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    本書は、約90年前、世界初の性別適合手術を受けたとされる画家の実話を基にした物語。
     あるできごとをきっかけに、自分の中に潜んでいた“女性”に目覚める画家のアイナー。同じく画家の妻・グレタの絵のモデル“リリー”として過ごす時間が長くなるにつれ、リリーとして生きることを切望するようになっていく。グレタ

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    2020年01月24日

    Posted by ブクログ

    妻グレダに感情移入してしまった為かリリーへと変貌を遂げていく夫アイナーの決断に少し苛立ちを感じてしまった。しかし、リリーは心が認識している人格(性)を「ありのまま」に生きようとしただけであり、体も女性として生まれていたらその選択も身勝手に思わなかったのかなと複雑な気持ちになった。精神と肉体の齟齬に苦

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    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    「世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語」が2015年の映画化をきっかけに「リリーのすべて」として文庫本化。

    ネーミングセンスとしてはさて置いて、
    元の邦題のタイトルのままを文学的語っている。

    ただ、映画きっかけで読んだ私としては、
    この小説は映画「リリーのすべて」を序章とした
    大長編

    0
    2023年01月17日

    Posted by ブクログ

    アイナー/リリーとグレタ両人が「アイナー/リリー」の間で戸惑い揺れ動いてる様子がとても丁寧に描かれているという印象。
    グレタの庇護のもと成長したリリーという少女が、やがてはグレタから離れ、ひとりの大人の女性として独立する(そしてグレタも女性として新たに歩み出そうとする)お話かな。
    だから突き放される

    0
    2016年08月24日

    Posted by ブクログ

    映画に感動して原作が気になり読んでみた。
    映画と異なる描写が多くて驚いた。
    グレタの、アイナーとリリーへの愛の深さに心打たれた。私だったらどうするか?
    そしてアイナーとリリーの、自分の在り方を追求する姿が印象的。当時の医療レベルを考えると、相当な勇気がいるはず。周りに合わせず自分の生き方を全うする姿

    0
    2022年09月18日

    Posted by ブクログ

    私にとっては退屈だと思える表現が多くて最後まで読むのが大変だった。
    ノンフィクション部分に興味があり手に取った本です。あんな大昔にそんな手術をした人に驚いたし、その勇気もすごい。自分の体と心が違うというのはそれだけの原動力があるのだと感じました。

    0
    2021年07月11日

    Posted by ブクログ

    愛が相手の全てを受け入れることだとしたら、その気持ちが離れてしまうことも受け入れなくてはならないのでしょうか。

    0
    2017年03月02日

    Posted by ブクログ

    映画化された「リリーのすべて」の原作。夫アイナーが絵のモデルで女装した事をきっかけに、自分が女性である事に目覚め、世界初の性別適合手術に成功し女性として生きていく…。
    何が凄いって、妻グレタの夫への変わらない愛情。夫が女装して街に出ようが、そして男とキスして帰ってこようが、手術を受けて女になろうが、

    0
    2016年06月22日

    Posted by ブクログ

    事実と異なる創作
    と言われると事実を知りたくなる。
    どれだけ本当の自分を求めて、
    そのために何をなげうって、
    その先に何があったのか。

    0
    2016年05月25日

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