ドール

ドール

1,100円 (税込)

5pt

その日、少年は、自分の、自分だけの特別な人形を手に入れたいと思った――時代を超えて蠢く少年の「闇」と「性」への衝動を描く、脅威の新人登場!第52回文藝賞受賞作!!

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ドール のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いけ!紘加!やってやれ!
    という感じの作品。
    装画がかわいくてハートウォーミングかと思い込んだ私が悪い。

    装幀:坂野公一さん・吉田友美さん
    装画:またよしさん

    0
    2023年05月05日

    Posted by ブクログ

    思春期の不安定さと少年の救いようのない闇。
    かなり鬱々とした文章。最後まですっきりはしなかった。すっごく気持ち悪い。でもそれがとてもクセになる。好きな作品です。

    0
    2018年07月20日

    Posted by ブクログ

    「文藝」2015年冬季号掲載作の単行本化。文藝賞受賞。

     二十一歳の女性がこれーー思春期の男子の劣等感や屈折した性欲という闇の部分ーーを書けたことに衝撃を受けた。審査をした作家たちが激賞しているのも納得できる。

     母子家庭でいじめられっ子の男子中学生のモノローグで語られる。子供の頃リカちゃん人形

    0
    2016年10月30日

    Posted by ブクログ

    人形に性的愛着を示す陰気な中学生の主人公。
    すごく歪んでいる、理屈すら通っていない。けれどそんなことはどうだってよくて、ただぐっちゃぐちゃな彼の気持ちだけが大事で、そういうぐちゃぐちゃな私の年齢からするともう懐かしい、としか感じなくなってしまった部分、よく文章にしてくれたなぁと。
    あとわたしお人形と

    0
    2016年01月08日

    Posted by ブクログ

    ピュアドールを1度は……w

    ってな事で、山下紘加の『ドール』

    人間を好きになり切れない人は、ドールにハマって行くんかな……。

    ドールを愛してしまうと妄想と現実の狭間で、幻想と現実の壁が崩壊して自分だけのワールドでしか生きれなくなって、現実へは戻れない……。

    怖いね

    2018年89冊目

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    彼は、ただ話し相手が必要だから、僕を利用しているだけなのかもしれない。その証拠に、僕という人間にも、僕という人間が置かれている状況にも、全く興味がない。
    それでも僕は長谷川に声を掛けられたり、彼の話に相槌をうっている時、ほんの少しいい気分になることがあった。混乱しているのかもしれない。僕は、友達とい

    0
    2024年01月17日

    Posted by ブクログ

    人形に欲情する男の子の話。

    これを読んで感じたのは本当に人形が主人公の欲の対象なのだろうかということ。

    自分に抵抗せず、自分の理想通りに、清潔に、従順にいてくれる「人」を求めているのではないかと思った。

    家族や同級生に追い込まれていくなかで、段々とエスカレートしていく行為を辿っていくのは気持ち

    0
    2023年09月26日

    Posted by ブクログ

    主人公がキッチリ気持ち悪い。
    中学生特有の「上から目線」なんじゃなくって世界に自分しかいない。
    目には入ってるのに登場人物が自分しかいない。
    まさに自分以外「人形」。

    0
    2023年06月01日

    Posted by ブクログ

    一見、主人公は人形(ユリカ)を性愛の対象としているようにみえるが、実際には普通の人間(後藤由里香)を対象としていて、それが叶わないために人形にその感情をぶつけている。
    とにかく主人公が気持ち悪く、このような社会における「変な人」を描いた小説は昨今のトレンドなのかもしれないが、およそ共感できるところが

    0
    2023年04月01日

    Posted by ブクログ

    主人公は目にも止まらぬ早さで狂っていくし、どんどん気持ち悪くなる。本当にいつの間にかおかしなことになっていたので、いつからおかしかったのか全く分からない。そこがクセになって一気読みした。読んではいけないものを読んでしまった気持ち。

    0
    2021年02月28日

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