無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
作者の恩田陸曰く、
始めは地獄の黙示録をやろうというとこから始まった小説らしい。
そんなダークファンタジー・サイキック大長編の下巻。
下巻は闇月を迎えた山へ、キーマン達が続々と入山していくとこから始まる。
復讐を胸に忌まわしき途鎖国に戻って来た実邦。
実邦に異常なまでに執着し、その後を追う隻眼の入国管理官・葛城。
その葛城の旧友で快楽殺人者の青柳。
屋島風塵を裁判の証言台に立たせる為に日本へやって来た黒塚などなど。
山に君臨する『ソク』と呼ばれる存在。
その現ソクである神山倖秀と山奥に隠された宝を巡って
物語は血なまぐさく一気に加速していく。
サイキック対決、頂上決戦といった感じで
もうどこもかしこも能力者達がすさまじい力を見せていく。
作者は違うが『新世界より』に似た雰囲気はある。
恩田陸作品によくある、結末含め収束地点の曖昧さ。
それがこの作品でも勿論垣間見える。
余白ではない、モヤモヤした終わり方。
中盤までは圧倒的な構成力と面白さに唸らされるんだが、
終盤に入ってきて、いつもこの展開にドキドキさせられる。
また、何もわからせずに終わってしまうのか、と。
今回の作品は難解な専門用語と設定が、最後まで尾を引いている様な気がした。
多分、少し気を緩めればすぐに離脱してしまう内容。
個人的にこういったサイキック路線が好みではあるので
けっこうラストまで楽しめたは楽しめたが、
読む人を選ぶ作品であることは間違いないだろう。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。