ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
胸ときめかせて、煌めく恋の一瞬を、せいいっぱい着飾って過ごしていたあの頃。すこしだけ背伸びの恋、素敵な時間。でもそれは、遠い昔の思い出……。アッパー・ミドルの素敵な女たちの現在と過去、幸せと悲しみを、東京、芦屋、軽井沢、ヴェネチアなどを舞台に鮮やかに描く15の掌編。女の子と呼ぶには人生を少しだけ経験し過ぎ、女と呼ぶには、まだ早過ぎるあなたに贈る恋愛小説。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
20数年前、雑誌25ansの連載で知り康夫ファンになった作品。あの時代を描いた作品としては私的には最高峰。何度も読み返し、そのたびに鼻の奥にツンと痛みを感じるある意味パンドラの箱的な作品でもあります。ユーミンはあの時代を見事に歌にしていたけど、その小説版ともいえると思う。わかる人にだけわかる世界だと...続きを読む思うけど。しみじみと良いのです、とても。
雑誌『25ans』に連載されたショート・ストーリーをまとめた短編集です。 いずれも、すでにいくつかの恋を経験して、いまはそれぞれの記憶を胸に秘めつつ、落ち着いた暮らしをしている女性の姿をえがいています。といっても、なにも不自由はなく、それでいてどこか心に満たされなさを抱えている……というありがちな...続きを読むストーリーではなく、むしろどこまでもアッパーミドルの多少スノビッシュな暮らしを肯定的にえがこうとする意図がはっきりと本作をつらぬいていることが見て取れます。 本書を読んでいて感じたのは、現代の多くの人びとの思い描く、いわゆる「セレブ」な生活が、本書の示す枠組みを超え出ることがないということです。たとえばわたくしは、白洲正子や吉田健一のエッセイを読んで、その審美眼の鋭さに感嘆することはできますが、そのような美意識にもとづいて構成されている暮らしのトータルなありようを思い描くことはほとんど不可能だと感じてしまいます。その意味で著者の文章は、現代のわれわれの暮らしのなかで機能している美的想像力の限界を示しており、しかもそのことを、とくに力むこともなくあっさりと肯定してしまっているということができるように思います。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
昔みたい
新刊情報をお知らせします。
田中康夫
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
H
神戸震災日記
33年後のなんとなく、クリスタル
サースティ
スキップみたい、恋みたい
ナガノ革命638日
試し読み
なんとなく、クリスタル
ファディッシュ考現学
「田中康夫」のこれもおすすめ一覧へ
▲昔みたい ページトップヘ