山怪 参 山人が語る不思議な話
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山怪 参 山人が語る不思議な話

1,056円 (税込)

5pt

3.7

高度なテクノロジーが支配する現代に、原初的な恐怖を掘り起こし、
新たなる遠野物語として社会現象になった「山怪」を体験せよ!

山で働き暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な体験の数々。
ベストセラー『山怪』の第三弾が現る!
山岳、怪談、民俗学・・・・・・。
領域を超えて拡散する「語り」の魔術。

はじめに 山と人と怖いモノ

I 戸惑いの森
優しい狐と幻の椿/浮き上がる人/魂との遭遇/森へ消えた飛行兵/ミミズ素麺と小さな人/ブナ帯に立つ男/死のサイン/入りたかった温泉/見つけてください―栗駒山/不吉な笑い声/何が光を見せるのか?/山で出会うモノ/子狐/穴から出てくる人/ワープする爺/消えないテレビ/騒ぐ木々/白神山地近辺/謎の血痕/消えた馬頭観音/寂しがりやの魂/火の玉を探す人たち/本州最北端の魂/甘党の狐/狐の警告/撃ってはいけない熊/丑三つの少女/ついてきた男/案内する火の玉/跳び出す婆/“羆撃ち”久保俊治さんの体験

II 闇へ続く道
座敷わらしと山の神/追いつけない鈴音/片品村の出来事/引き寄せられるバイク/案内される人/唐辛子を持っていく訳/見つけてください―上野村/切ってはいけない木と山中の太鼓/狐狸の宴/おにぎり婆/月はどっちに出ている/バスに乗りたかったのは/首括りの木/山音/狐火いろいろ/五十年目の神隠し/謎のスキーヤー/一緒に来たのは/ささやく男

III 霊域の生活
叫ぶ女/赤い部屋/夜の訪問者/大蛇の森/野焼きと火の玉/動かすと死ぬ/尼さんの忠告/一向一揆の里/火の玉ラッシュアワー/ツチノコの里/追いかけてくるモノ/犬と百人一首/不思議な相談/山から出られない人/行者の戦い/ノックは三回/消えるテレビマン/奥山の女性/最後の昼飯/神域の巨樹/帰りたかったのは/家に帰れない訳

あとがき―山怪話

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山怪 山人が語る不思議な話 のシリーズ作品

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  • 山怪 山人が語る不思議な話
    1,056円 (税込)
    著者の田中康弘氏が、交流のある秋田・阿仁のマタギたちや、各地の猟師、山で働き暮らす人びとから、実話として聞いた山の奇妙で怖ろしい体験談を多数収録。 話者が自分で経験したこととして語る物語は、リアリティがあり、かつとらえどころのない山の裏側の世界を垣間見させてくれる。 山の怪談。 現代版遠野物語。 目次 序文 I 阿仁マタギの山 狐火があふれる地/なぜか全裸で/楽しい夜店/生臭いものが好き/狐の復讐/見える人と見えない人/狸は音だけで満足する/消えた青い池/人魂、狐火、勝新太郎/親友の気配/辿り着かない道/蛇と山の不思議な関係/汚れた御札/マタギの臨死体験/叫ぶ者/白銀の怪物 II 異界への扉 狐と神隠し/不死身の白鹿/来たのは誰だ/もう一人いる/ 道の向こうに/響き渡る絶叫/僕はここにいる/謎の山盛りご飯/山塊に蠢くもの/鶴岡市朝日地区/出羽三山/鷹匠の体験/奈良県山中・吉野町/ツチノコは跳び跳ねる/足の無い人/只見町/山から出られない/行者の忠告 III タマシイとの邂逅 帰らない人/死者の微笑み/迎えに来る者/ナビの策略/椎葉村にて/テントの周りには/宮城県七が宿町/なぜか左右が逆になる/不気味な訪問者/奈良県天川村/帰ってくる人/固まる爺婆/お寺とタマシイ/飛ぶ女/帰ってくる大蛇/呼ぶ人、来る人/狐憑き/真夜中の石臼/狐火になった男
  • 山怪 弐 山人が語る不思議な話
    1,056円 (税込)
    ベストセラー『山怪 山人が語る不思議な話』(2015年6月・山と溪谷社)、待望の続編、ついに刊行! 今回は、東北から中国・四国地方まで新たに取材を敢行、山里に埋もれつつある興味深い体験談を拾い集めた「現在形のフィールドワーク」である。 「新たなる遠野物語の誕生」としてさまざまなメディアで絶賛された前作からさらに拡張する、山で働き、暮らす人々の多様な語りは、自在にしてエキセントリック。 「語り遺産」ともいうべき、失われつつある貴重な山人たちの体験に、読む者は震撼しつつ、深い郷愁の念にとらわれる。 民衆の記憶を渉猟して築かれた新たな物語の誕生!あるいは、現代と近代の境界を漂う不定形のナラトロジー! <目次> 第I章 胸騒ぎの山 八甲田山/真夜中の行軍/怖いモノは無視せよ!/落ちた火の玉/仏おろし/同じ夢を見る/夢で呼ぶのは/神様の孫/マタギの里で/狸もたまには騙す/蛇に魅入られた男/秋山郷の謎の火/森の大笑い/青い服の女/山の中で聞こえる音は/御嶽神社/大菩薩女/通じなかった祈り/蛇の鳴き声/駆け巡る笑い声/まとわりつく鈴の音/鷹が見たもの/闇に笑う男/犬を入れた訳/降りてくる山の神/山盛りの内臓/霊感は伝染する?/昨日の友達 第II章 彷徨える魂 切りたくない木/峠に集う者/続・楽しい夜店/山の日の出来事/二度と行かない小屋/白日の火の玉/狐の嫁入り/座敷わらし/幻の巨大石塔/止まるチェーンソー/最新科学と交差する謎/天に昇る煙/小さな帽子/線香のにおい/悪いモノ/見知らぬタツマ/虫捕り/立ち上がる光柱/ミミズ素麺/山寺の騒ぎ/オオカミと蛇/十津川村/行者の世界/チャクラ全開の人/回峰行/遭難者が見たモノ 第III章 森の咆哮  軽トラの待ち伏せ/行ってはいけない/消えた友人/黒い山/一人だけに聞こえる/不気味な声/手相見の警告/おろちループ/呪い神/拝み屋と憑きもの封じ/ヒバゴンの里/爺婆の茶飲み話/神船/良くないモノ/エクソシストと丑の刻参り/森とみそぎ/遍路ころがし/大蛇は寝ている/招くモノ/悪狸/犬神家/ヤマミサキ/婆と侍/雅な調べ 後書き― 怪異との付き合い方
  • 山怪 参 山人が語る不思議な話
    1,056円 (税込)
    高度なテクノロジーが支配する現代に、原初的な恐怖を掘り起こし、 新たなる遠野物語として社会現象になった「山怪」を体験せよ! 山で働き暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な体験の数々。 ベストセラー『山怪』の第三弾が現る! 山岳、怪談、民俗学・・・・・・。 領域を超えて拡散する「語り」の魔術。 はじめに 山と人と怖いモノ I 戸惑いの森 優しい狐と幻の椿/浮き上がる人/魂との遭遇/森へ消えた飛行兵/ミミズ素麺と小さな人/ブナ帯に立つ男/死のサイン/入りたかった温泉/見つけてください―栗駒山/不吉な笑い声/何が光を見せるのか?/山で出会うモノ/子狐/穴から出てくる人/ワープする爺/消えないテレビ/騒ぐ木々/白神山地近辺/謎の血痕/消えた馬頭観音/寂しがりやの魂/火の玉を探す人たち/本州最北端の魂/甘党の狐/狐の警告/撃ってはいけない熊/丑三つの少女/ついてきた男/案内する火の玉/跳び出す婆/“羆撃ち”久保俊治さんの体験 II 闇へ続く道 座敷わらしと山の神/追いつけない鈴音/片品村の出来事/引き寄せられるバイク/案内される人/唐辛子を持っていく訳/見つけてください―上野村/切ってはいけない木と山中の太鼓/狐狸の宴/おにぎり婆/月はどっちに出ている/バスに乗りたかったのは/首括りの木/山音/狐火いろいろ/五十年目の神隠し/謎のスキーヤー/一緒に来たのは/ささやく男 III 霊域の生活 叫ぶ女/赤い部屋/夜の訪問者/大蛇の森/野焼きと火の玉/動かすと死ぬ/尼さんの忠告/一向一揆の里/火の玉ラッシュアワー/ツチノコの里/追いかけてくるモノ/犬と百人一首/不思議な相談/山から出られない人/行者の戦い/ノックは三回/消えるテレビマン/奥山の女性/最後の昼飯/神域の巨樹/帰りたかったのは/家に帰れない訳 あとがき―山怪話

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    Posted by ブクログ

    山にまつわる怪異譚の3集目。
    1・2集目と同様に東北地方(特に北東北)での聞き書きをメインに構成している。全国各地の不思議な話を東北の話と対比することで、共通性や違いが浮かび上がってくる。
    明らかに怪談っぽく恐ろしい話もあれば、ただ不思議に思った話、面白おかしい話もある。山での失せ物探しの方法には大

    0
    2022年01月13日

    Posted by ブクログ

    「山怪」も早3作目か。
    回を重ねたとて、まったく変わらないその造りにホッとするというかなんというか。
    失礼ながら第1作にはいかにも珠玉の、傑作山怪談オールスターが詰め込まれていたというわけでは決してなく、山という括り以外に縛りのないジャンルの中で、何となく不思議だなあ…とほのぼの感じるようなエピソー

    0
    2019年02月13日

    Posted by ブクログ

    「山怪」の第三作目。
    不可思議な世界を山の中で実際に体験することには退いてしまうが、
    読書などで間接的に体験するのは私は好きなんですねぇ。

    今回も楽しんだ。
    特に大蛇。
    迫力があって、
    実際に体験したら、
    どれ程恐ろしい思いをするんだろう。

    熊が出るという状況になってしまったので、
    たった1人

    0
    2018年12月12日

    Posted by ブクログ

    20190203 参巻目になるとなんと無くまたかという感じの話が多い。都度エリアを変えての取材なので日本的な怪しい話が多いからなのだと思う。自分はしばらく山から遠ざかっているがどうもこの本を読むと単独行は避けたくなる。

    0
    2019年02月03日

    Posted by ブクログ

    ★狐火=懐中電灯
    ★慣れている山野で道が分からなくなる=空間識失調
    ★瞬間移動する婆さん=居眠り
    ★山中の鈴の音=犬

    0
    2019年02月03日

    Posted by ブクログ

     三冊目ともなると面白くなくなってきたなぁ。
     火の玉ネタが多いけど、それはもう何度も聞いたことがある。
     どちらかというと、山の霊異記シリーズのほうが面白く感じる。

     さて、シリーズ三巻目。
     火の玉、狐狸、神隠し。
     日本人が失って久しい暗闇の中に潜む何かのはなし。

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    はじめに~山と人と怖いモノ
    第1章  戸惑いの森
    第2章  闇に続く道
    第3章  霊域の生活

    <内容>
    相変わらず怖い、山の怪談集第3弾。相変わらず飄々と描かれる山の日常生活。突然に現れる魑魅魍魎(と言うほどじゃないあ。

    <内容>
    252ページあるので、なかなか読み進まないが、怖さもな

    0
    2018年12月12日

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