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かつて日本のプロ野球では、かくも熱い人間ドラマが繰り広げられていた――。広島対近鉄の日本シリーズにおける「江夏の21球」をめぐっては、広島のサードだった三村や、近鉄の三塁ベースコーチだった仰木などからの証言を紐解きながら、従来と異なる視点で、真実に迫る。ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグらと対戦した沢村栄治については、意外な夫婦関係を浮き彫りにする。さらには上田監督の抗議が1時間以上におよんだ阪急とヤクルトの日本シリーズ、昭和34年の初の天覧試合の後日談など、これまで語られることのなかった12本の球界秘話が明かされる。月刊「文藝春秋」で反響を呼んだ特別連載待望の新書化。
...続きを読むPosted by ブクログ 2015年09月14日
日本プロ野球界における知る人ぞ知るエピソードをまとめたウンチク本。「昭和史」という大げさなタイトルをつけているが、単に昭和に起こったエピソードを取り上げているだけ。昭和史ではなく、「昭和の事件簿」というべきだ。
と、過剰なタイトルに不満はあるが、プロ野球界の意外なこぼれ話は読んでいて楽しい。写真付...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月20日
江夏の21球、沢村栄治、天覧試合、、、といったプロ野球の昭和史では定番で語られるお話の中で、これまであまり知られていなかった舞台裏が書かれていました(全12章)。
「衝撃・・・」というタイトルは、ちょっとどうかな?とも思いましたが、やっぱスポーツ物は、この著者が巧いなぁ・・・の感でした。
(2...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月18日
今でも記憶に残っているエピソード、「昔、そういったことがあった」と聞いたことがあるだけのエピソード...
これらのエピソードを振り返るだけでノスタルジックな気分に浸れるのは、やはり「昭和」と言う時代に占める「プロ野球」の領域は広かったのだなと、ただただ、実感する。
* 一部、平成になってからのエピ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月08日
感想を綴ってみました。
第1章 江夏の21球は14球のはずたった
→佐々木恭介の三塁戦の当たり。ファールと判定も実は三村がフェアゾーンでグラブに触っていたのでは?幻のタイムリー?幻の近鉄の日本一?三村さんが墓場に持っていってしまって謎のまま。
第2章 沢村栄治、戦場に消えた巨人への恩讐
→晩...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月30日
やはり、歴史があるスポーツは良い。
野球には様々なエピソードがあるが、なかなかその舞台裏をうかがい知ることはできません。
本書は有名なエピソードを当事者のインタビューを通じて事実に迫ろうとしています。
驚きだったのはジャイアント馬場って、好投手だったこと。
なかなか、興味深い本でした。プロ野球にはも...続きを読む
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