エルサレムから来た悪魔 下
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エルサレムから来た悪魔 下

ケンブリッジの町で相次ぐ子ども殺しを解決し、ユダヤ人への迫害を食い止めるべくシチリア王国からやってきた、検死を専門とする女医アデリアと敏腕調査官シモンの一行。勝手の違う生活と人々の反応に戸惑いつつも、彼らは着実に真犯人へと迫っていた。だが、犯人からの残忍な一撃が一行を襲う。失ったものの大きさに打ちひしがれるアデリアだが、真相解明のためにふたたび立ち上がる。巡礼の一行にまぎれていた忌むべき殺人者を、白日のもとに引きずり出すために。12世紀イングランドの息づかいを伝える、CWA最優秀歴史ミステリ賞受賞作。

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エルサレムから来た悪魔 のシリーズ作品

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  • エルサレムから来た悪魔 上
    865円 (税込)
    1171年のイングランド。トマス・ベケット大司教殺害の衝撃もさめやらぬ王国を、ケンブリッジの町で起きた、子どもの連続失踪・殺害事件が揺るがしていた。事件はユダヤ人の犯行だとする声が強く、私刑や排斥運動が起きる。富裕なユダヤ人を国外に追放してしまえば国の財政は破綻し、かばえば教会からの破門は避けられない。進退窮まった国王ヘンリー二世は、シチリア王国から優秀な調査官と医師を招聘し、事件を解決させようとする。若き女医アデリアは、血に飢えた殺人者の正体をあばくことができるのか。CWA最優秀歴史ミステリ賞受賞の傑作。
  • エルサレムから来た悪魔 下
    865円 (税込)
    ケンブリッジの町で相次ぐ子ども殺しを解決し、ユダヤ人への迫害を食い止めるべくシチリア王国からやってきた、検死を専門とする女医アデリアと敏腕調査官シモンの一行。勝手の違う生活と人々の反応に戸惑いつつも、彼らは着実に真犯人へと迫っていた。だが、犯人からの残忍な一撃が一行を襲う。失ったものの大きさに打ちひしがれるアデリアだが、真相解明のためにふたたび立ち上がる。巡礼の一行にまぎれていた忌むべき殺人者を、白日のもとに引きずり出すために。12世紀イングランドの息づかいを伝える、CWA最優秀歴史ミステリ賞受賞作。

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エルサレムから来た悪魔 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    えっ、この人が死んじゃうの?とびっくり。
    今のような科学的な捜査方法のない時代の犯人探しは、大変だっただろうなあ。
    恋模様もからんできて、おもしろかった。
    続編に期待。

    0
    2014年09月02日

    Posted by ブクログ

    下巻。
    上巻を読み終わった後、一気に読み終えてしまいました。

    怒涛の展開と、事件に迫る主人公の感情が爆発して、上巻とはまた違った展開に。
    事件は恐ろしい展開に向かいつつ、まさかの干物女にロマンスが?!

    いやー、ちょっと笑っちゃいましたが、彼女は頑張ったので、安易な展開も仕方ないね(笑)

    それに

    0
    2014年05月08日

    Posted by ブクログ

    12世紀イングランド。
    ケンブリッジで起きた連続殺人を解決するために招かれたのは、ナポリのシモンで通る調査官と、検死を専門とする女医のアデリアと、その従者のサラセン人マンスール。
    十字軍の時代に目立つ三人は薬売りとして旅をし、アデリアは娼婦と誤解されたりする。
    修道院長の紹介で、沼沢地の出身で料理の

    0
    2010年07月14日

    Posted by ブクログ

    残酷なことが沢山起こったけれど、史実を巧みに盛り込んでいて、とても面白かった。
    「昆虫の羽音」と表現されたところは、普通の人たちの行為なので、本当に恐ろしかった。
    世界史の授業で習ったけど、いまいち分からなかった教会と王との関係も明快に。教会関係者を王が好き勝手に罰することはできなかったんやね。

    0
    2015年01月31日

    Posted by ブクログ

    女性の検死官が連続殺人事件を解決するミステリー、と書くとパトリシア・コーンウェルのシリーズを連想するが、こちらは12世紀のイングランドが舞台。その点だけでも充分ユニーク。
    時代が時代なだけに捜査や検死の方法に多少迷信じみた要素が入るかと思いきや、そこは想像していたよりも現実的で、むしろ現代小説を読ん

    0
    2013年12月07日

    Posted by ブクログ

    さて、下巻です。
    上巻最後にシモン殺害というショッキングな事件が起こりましたので、
    その遺体を検死するところから始まります。
    なぜそう思えるのか理解に苦しむところですが、
    自分たちは安全だと信じて疑わなかったアデリアは、
    かなり動揺しています。


    事件の様相も、どんでん返しの連続で意外な展開となり

    0
    2017年10月14日

    Posted by ブクログ

    連続殺人犯の魔の手はついにシモンとアデリアにも及ぶ…。

    事件は結構あっけなく解決し、残りの頁で何を語るのかと思えば当時の裁判の様子。
    裁判って言うより、教会がいかにして自分たちの罪を誤魔化すかが描かれる。
    十字軍の時代が舞台なので、今では思いもよらない方法で犯人は断罪されてしまう。
    この辺、好き好

    0
    2011年07月17日

    Posted by ブクログ

    当時の服装や髪型、町中の風景など12世紀のイングランドがうまくイメージできない。そのせいかファンタジーや SFでも読んでいる気分になった。
    とは言え、教会や十字軍、ユダヤ人への差別問題など、歴史をメインに据えて読むとなかなか興味深い。一国の王さえ黙らせるほどの教会の権力は、後のヨーロッパを型作るのに

    0
    2016年07月22日

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