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吉田松陰、西郷隆盛、坂本竜馬、勝海舟……。ここに並べたそうそうたる人物たちには、ある共通点があります。それはどんなことでしょうか? 彼らのいずれもが、ある一人の学者から多大な影響を受けました。佐藤一斎。『言志四録』を著わした江戸時代末期の学者です。『言志四録』は、佐藤一斎が晩年に書いた書物です。「幕末のバイブル」と言っていいほど、この国の心ある多くの人たちが手に取って、そこに記された言葉の数々を人生の指針としました。吉田松陰も西郷隆盛も、『言志四録』に生きる力を与えられ、生きる意味を知らされたのです。本書は、そんな『言志四録』の内容を抜粋して読み易く、やや大胆に現代語訳したものです。本書につづられた言葉群がきっと、現代社会という「戦場」で日々奮闘している読者の皆様にとっても良きアドバイスになることと、信じています。
...続きを読むPosted by ブクログ 2015年09月04日
佐藤一斎の言志四録が現代語になった。
当然に一部の項目を抄録したものになっているが、その思想は分かりやすかった。
上下関係を所与としている点に、個人的には違和感もあるが、その立場なりに全体の調和のための覚悟をもつことや、何事もバランスの勘所を大切にしていそうなところが好ましく感じられた。
振り返って...続きを読む
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