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Posted by ブクログ 2022年05月12日
上巻では、話の起伏に乏しくどうなることかと思ったが、中巻に入り、おもしろくなってきた。
幕末の鳥羽伏見の戦いや慶喜敗走以後の、諸藩の動き、御三家、譜代大名さえ、徳川か官軍かと右往左往していたこと、安政の大獄を遂げて桜田門外ノ変で落命した井伊直弼の井伊家が後に官軍として東征したという事実を知り、教科書...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月23日
印象的だった箇所
なにごとかをするということは、結局はなにかに害をあたえるというとだ
何者かに害をあたえる勇気のない者に善事ができるはずがない
(207頁)
あと、継之助と福沢諭吉のやりとりは刺激的で面白い。普段使っている熟語(自由とか権利とか演説とか)を福沢諭吉が苦心して案出したというのも新鮮...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月30日
少しずつ事が起こってくる中巻。もちろん星5つの面白さだったのですが、上巻と同じ感想も書けないし、上巻ってどんな感想書いたっけ・・・と読み返すと、めっちゃいいこと書いてる、わたし(笑)上巻の感想にすでにこの小説の全てが書いてある気がする。中巻に起こったいちばんの事は、大政奉還。今まで読んだ小説、見たド...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月29日
藩のためでも徳川のためでもない、長岡に新たなオルタナティブをつくろうぜおい!と、熱いロックンロール魂を内に秘めている河井継之助。
譜代の一家老という立場からのジレンマ・哲学的思考の巡らし方・ハンパじゃない行動力が、ストーリー以上の大きなうねりとなって心に響くのである。
どっちかというと福沢諭吉のほ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月06日
巻末の「解説」で、本作が『竜馬がゆく』、『坂の上の雲』といった作品と前後連続して書かれたことを知った。自身、30歳を前に連続してー立て続けにー読んだ。
上巻ともども四半世紀ぶりに再読したのだが、やはり、おもしろい。時間が取れれば一気読みしてしまう筆致だ。河井継之助の美しさ、儚さ、不幸、時代性、いろい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月14日
河合継之助は越後長岡藩の老中となり、幕府が倒れようとする幕末に何とか自分たちが存続できるように考えを巡らせる。この間では徳川慶喜や大政奉還のことなどが描かれるが、今までよくわかっていなかった大政奉還のことが、ようやく少しわかったような気がする。そして薩摩長州のしたたかさと幕末から明治維新のかけての...続きを読む
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