花神(中)

花神(中)

小説・文芸
935円 (税込)

4pt

長州──この極めてアクティブな藩に属したことが、蔵六自身の運命と日本史に重大な変化をもたらしてゆく。“攘夷”という大狂気を発して蛤御門ノ変に破れ、四カ国連合艦隊に破れて壊滅寸前の長州に、再び幕軍が迫っている。桂小五郎の推挙で軍務大臣に抜擢された蔵六は、百姓兵たちに新式銃をもたせて四方からおしよせる幕軍と対峙し、自らは石州口の戦いを指揮して撃滅する。

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花神 の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 花神(上)
    935円 (税込)
    周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして郷里の長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。
  • 花神(中)
    935円 (税込)
    長州──この極めてアクティブな藩に属したことが、蔵六自身の運命と日本史に重大な変化をもたらしてゆく。“攘夷”という大狂気を発して蛤御門ノ変に破れ、四カ国連合艦隊に破れて壊滅寸前の長州に、再び幕軍が迫っている。桂小五郎の推挙で軍務大臣に抜擢された蔵六は、百姓兵たちに新式銃をもたせて四方からおしよせる幕軍と対峙し、自らは石州口の戦いを指揮して撃滅する。
  • 花神(下)
    990円 (税込)
    百姓が武士に勝った。幕長戦での長州軍の勝利は、維新史の転換点となり、幕府は急速に瓦解へとつきすすむ。この戦いではじめて軍事の異才を発揮した蔵六こと大村益次郎は、歴史の表舞台へと押し出され、討幕軍総司令官となって全土に“革命”の花粉をまきちらしてゆく。──幕末動乱の最後の時期に忽然と現れた益次郎の軍事的天分によって、明治維新は一挙に完成へと導かれる。

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花神(中) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    村田蔵六という人物像を際立たせるかのように、周辺の人物の動きが描かれていました。幕末のことをよく分かっていないので、勉強になります。

    朴訥で地味だけれど、自分の信念を曲げず突き進んでいく蔵六。いいなあと思いました。

    でも、イネと蔵六の再会の場面では、女心に気づかない蔵六の態度がもどかしかった。
    本当は気づいていても、態度で示さないと分からないよー( ̄^ ̄)
    蔵六の立場や性格を考えればしょうがなかったのかな、それにしても・・・
    イネが病理学の講義を蔵六にした5日間は、2人にとって、生涯忘れえぬキラキラした時間であったと想像します。

    桂小五郎の人を見抜く目があったことにより、蔵六は表舞台にたつことができました。後半の幕府との戦いの場面では、蔵六の戦術はあっぱれとしか言いようがなく、拍手を送りたい気持ちです。

    下巻で、イネとまた会えるといいなあと期待してしまいます。

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    明治維新の長州藩の雰囲気がつたわってくる。村田蔵六は中国春秋時代の孫武のような思考をするんだなぁ。それにしても司馬先生の知識量と詩情豊かな表現力にはいつも驚く。

    0
    2021年11月26日

    Posted by ブクログ

    外国語の専門家として幕府に厚遇されながらも安月給で長州に仕えることを選ぶ。
    後世を知る我々には倒幕側に付くことは正しいと知っているが当時それが正しいと知っていた人がどれほどいたか。

    イネとの不可思議な関係は司馬遼太郎の脚色かとも感じたが、彼女が蔵六の最後を看取ったことを考えると本当に色恋があったのかもしれない。プラトニックだったのかも。

    0
    2019年08月24日

    Posted by ブクログ

    蔵六の軍師っぷりがわかる。
    生まれて初めて戦に挑み、作戦通りに勝利し、一躍有名になる。
    銃と上官の言うことを忠実にきき、その通りのことをすればいいので、戦は武士でなくてもできることがわかる。
    明治維新での最大の変化の一つ、軍事革命はこうして起こったのかがわかる。

    会社員として生きる私たちにも、乱世をうまく生き延びるにはどうすればいいかが詰まっている本。

    0
    2016年08月11日

    Posted by ブクログ

    長州、極めてアクティブな藩に属したことが、村田蔵六の運命と日本の歴史に重大な変化をもたらしてゆく。攘夷という大狂気を発して蛤御門の変に破れて壊滅寸前の長州に再び幕軍が迫っている。桂小五郎の推挙で軍務大臣に抜擢された村田蔵六は百姓兵たちに新式銃を持たせて四方から押し寄せる幕軍と対峙し、自らは石州口の戦いを指揮して撃破する。

    村田蔵六の力量を見抜いた桂小五郎の人物鑑定眼がまず凄い。村田蔵六の力量が長州藩に勝利をもたらした。近代兵制を翻訳していたので、それを幕軍に先駆けて導入させた功績は素晴らしい。実際に軍団指揮をさせるとことごとく勝利に導いた。石州口の戦いを読んでいると武士の世を終わらせて新しい時代を開く維新回天は革命だったと痛感します。

    0
    2015年02月07日

    Posted by ブクログ

    周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして郷里の長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。

    0
    2012年04月10日

    Posted by ブクログ

    一介の技術者だったはずが、いつしか維新の嵐のど真ん中。西洋医学の専門家だったはずの益次郎が、あっという間に長州軍部のトップになって幕軍と戦うことに。彼を引き上げた桂小五郎もすごい。

    0
    2026年10月05日

    Posted by ブクログ

    誰に認められるかで運命が変わるのは
    現代でも同じかもしれませんが、
    それにしても、
    桂小五郎の眼力と胆力は桁違いと感じました。
    惹きつける魅力もあったのでしょうね。

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    いよいよ村田蔵六(後の大村益次郎)が動乱の次代に出現!人情に忖度がない奇人で異相のためか医師として働いても患者が来ないという凡夫なら世に憤慨しそうだが、マイペースなところがこの人の持ち味。この人に軍事の才能を見出した桂小五郎の慧眼はさすが維新の三傑の1人と言いたい。更に言えば本の知識がメインで軍事成果を挙げた大村益次郎は凄い。

    0
    2026年06月02日

    Posted by ブクログ

    あ〜中巻も楽しかったなぁ。村田蔵六からついに大村益次郎へ!幕末の長州の動きがよくわかる。高杉晋作とか、桂小五郎から見る世界とは全くの別世界。
    最後の下巻も楽しみ。

    司馬遼太郎を読み始めると、読むのに数日かかってしまうのが悩み。だからといって、同時並行で違う本を読み始めると、なかなか司馬遼太郎の世界観にすぐ戻って来れない感じがするし。やっぱり読むスピードを上げるしかない。

    0
    2026年02月10日

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