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Posted by ブクログ 2024年01月27日
1.この本を一言で表すと?
平和主義と武装主義の議論を対話形式でまとめた本。
2.よかった点を3~5つ
・
2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・なぜ対話形式の内容になっているのだろうか?
・立憲制と民主制を区別しているのはなぜだろうか?
・洋学紳士は「狂暴な国は決してないことを知っています...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月13日
大酒飲みの南海先生の家に、自由平等・絶対平和の追求を主張する洋学紳士君と軍備拡張で対外侵略をと激する豪傑君がやってきて、それぞれの主張を述べて南海先生も持論を述べ、夜が明けて紳士君と豪傑君が帰るまでの話。
物語が書かれた時代というところをイメージできた方が、それぞれの主張の背景みたいなものがリアルに...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月18日
翻訳が分かりやすくてすいすい読めるし、想像以上に書かれている内容が今読んでも古びておらず面白い。(これが明治20年(1887年)時点で書かれていた驚き…)もちろん原文も収録されてます。
豪傑君、西洋紳士君、南海先生の3名による正解のない議論(あえて読者に「そこ」を考えさせる構成)に加え、脚注と解説で...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月14日
中江兆民 「三酔人経綸問答 」
明治時代に日本の未来像を考えた本
戦争を放棄して民主制か、アジアに侵略して欧米と戦うか、二項対立式な論述だが、民主制も侵略主義も実現困難とし、進化を待てとする 著者の結論は 歯切れが悪い
論争の中から 自由民権運動や征韓論の問題点を洗い出しているように思う
...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月29日
南海先生、紳士君、豪傑君の三者による対談形式。分量の半分以上は原文や解説なので、新訳の本編自体は短い。
洒落のきいた文章と、単純簡潔な構成(ヘーゲルの弁証法的?)でさっと読ませるが、中身は大問題に真っ向から取り組むもの。現代の憲法九条に関する議論もほぼこの本で語られていることにすっぽり収まりそう。...続きを読む
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