一年有半

一年有半

1,078円 (税込)

5pt

3.7

喉頭がんで「余命一年半」の宣告を受けた兆民による闘病記、死に直面したからこそ語れる人性論という性格を併せ持つ、明治時代の大ベストセラーです。同時代の政治・経済・社会について歯に衣着せぬ批判を浴びせる「理念の人」兆民は、同時に、文化・芸能、ことに人形浄瑠璃への熱愛を示す「情の人」でもありました。「いかに死ぬべきか」を問う、現代人に贈る処方箋です!

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一年有半 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年07月15日

    原文は漢文調で書かれたものであるが、懇切丁寧な注とともに口語文に訳されていて、たいへんに読みやすい。もちろん、原文に触れるに若くはないかもしれないが、書かれている内容を通じて、作者のことを身近に感じることができるという意味では、むしろ口語訳の方がいいのではないかと思われる。

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    Posted by ブクログ 2021年05月23日

    中江兆民について思い出したので、新訳文庫に入っているのを発見して、紐解いた。原文は漢文調とはいえ学の無い大学生でもなんとか読めたのだから、何をわざわざ訳する必要があるのだろう、悪口を言おうと目論んでいた。

    そうすると、訳文と同量の注がついていて、この40年間に画期的に進んできた中江兆民研究の成果を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年10月03日

    タイトルは筆者の残り余命から。基本的には世の中を斬るみたいなスタンスで伊藤博文辺りをガンガン攻撃する物申すスタイルで合間に文楽や自分の身体について触れている。
    1年半という寿命を短いと思うようなら50年あっても足りない。今を大切に生きろ、というのは至言。

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