項羽と劉邦(下)
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項羽と劉邦(下)

880円 (税込)

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楚漢の天下争いは勝負がつかない。圧倒的な項羽軍の前に、穀倉のある山にのぼってこれと対峙する劉邦軍。やがて和議成って故郷に帰る項羽軍を劉邦は追撃し垓下に囲む。ある夜、包囲軍の中から楚の国の歌が湧き上がるのを聞いた項羽は、楚人はことごとく漢に降伏したかと嘆き、天が我を滅ぼしたことを知る。あらゆる人物の典型を描出しながら、絢爛たる史記の世界を甦らせた歴史大作。

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項羽と劉邦 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 項羽と劉邦(上)
    990円 (税込)
    紀元前3世紀末、秦の始皇帝は中国史上初の統一帝国を創出し戦国時代に終止符をうった。しかし彼の死後、秦の統制力は弱まり、陳勝・呉広の一揆がおこると、天下は再び大乱の時代に入る。――これは、沛のごろつき上がりの劉邦が、楚の猛将・項羽と天下を争って、百敗しつつもついに楚を破り漢帝国を樹立するまでをとおし、天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語である。
  • 項羽と劉邦(中)
    935円 (税込)
    叔父・項梁の戦死後、反乱軍の全権を握った項羽は、鉅鹿の戦いで章邯将軍の率いる秦の主力軍を破った。一方、別働隊の劉邦は、そのすきに先んじて関中に入り函谷関を閉ざしてしまう。これに激怒した項羽は、一気に関中になだれこみ、劉邦を鴻門に呼びつけて殺そうとするが……。勇猛無比で行く所敵なしの項羽。戦さ下手だがその仁徳で将に恵まれた劉邦。いずれが天下を制するか?
  • 項羽と劉邦(下)
    880円 (税込)
    楚漢の天下争いは勝負がつかない。圧倒的な項羽軍の前に、穀倉のある山にのぼってこれと対峙する劉邦軍。やがて和議成って故郷に帰る項羽軍を劉邦は追撃し垓下に囲む。ある夜、包囲軍の中から楚の国の歌が湧き上がるのを聞いた項羽は、楚人はことごとく漢に降伏したかと嘆き、天が我を滅ぼしたことを知る。あらゆる人物の典型を描出しながら、絢爛たる史記の世界を甦らせた歴史大作。

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項羽と劉邦(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    紀元前の話がこれだけの逸話と共に残っていて言葉や教訓としても現在まで伝わっていることに感銘を受けた。あとがきにあった、この後のアジア地域の停滞の背景が気になる。

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    物語の終わりが項羽の最期、壮絶だったけれど、締めくくりには良かった。覇王別姫のシーンも読むことが出来ました.人間味のある魅力的な人物が多く描かれていて引き込まれる。印象に残るシーンが多いです。
    劉邦に仕える韓信の強さが際立っていて、独立心があれば「項羽と劉邦と韓信」もあったのでは、と想像してしまう。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    局面での戦闘においてあれだけ強い項羽が、劉邦を悉く追い詰めながらも、突如として転がり落ちるように没落して、最終的には劉邦が勝つという、その流れや理由をきちんと知ることができて良かった。また、あまりに有名な四面楚歌や項羽の詩を全体の文脈の中で読むことができ、当時の項羽の心境に肉薄することが出来たように

    0
    2024年02月26日

    Posted by ブクログ

    武のカリスマ項羽と究極の凡人劉邦の苛烈な戦争譚だった。これで何で劉邦が天下を取るのかも不思議にも感じるくらい。
    項羽と虞姫の話や無欲な張良、劉邦の部下であろうとする韓信など、人柄が分かるエピソードもこの物語を肉付けしていて、結末を胸に迫るものにしている。
    これはもう再読必須ですわ。

    0
    2024年01月09日

    Posted by ブクログ

    年末年始休暇を使い読破。

    項羽と劉邦という全く異なる2人のリーダーを軸に始皇帝亡き後の楚漢戦争を描いた司馬遼太郎の大作。

    中国のスケールの大きさに圧倒されます。
    歴史の勉強にもなります。
    項羽の壮絶な最期は、司馬遼太郎の筆が冴え渡り。情景が浮かんできました。

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    上、中、下巻あるけれど是非。
    10年以上前に初めて読んで、2、3年前にもう1回読んで普通に面白かった。
    たぶんいつか、また読みそう。

    0
    2023年11月20日

    Posted by ブクログ

    筆に勢いのある司馬遼太郎。項羽と劉邦の人格の違いが魅力の本作ですが、その違いは中国の風土・文化への丁寧な分析と構成のなせる技。特に食うに困った「流民」の概念が全体のベースになっているのは、なるほどと。各所で良い味を出している諸子百家の士や客たちも戦国期の農業生産性の向上による自立農の増加から生まれた

    0
    2022年10月26日

    Posted by ブクログ

    負け続けた劉邦が何故勝つことができたのか。
    「賢者は自分のすぐれた思考力がそのまま限界になるが、袋ならばその賢者を中へ放り込んで用いることができる。」
    劉邦は愛すべき愚者、大きな袋だったと言う話に、勇気付けられる。

    0
    2022年06月12日

    Posted by ブクログ

    将の将たる人と将たる人の違い。でもやっぱり将として優れていないと、将の将たる人にはなれないということもあるし、常に変わり続けるしかないのだなと。

    0
    2021年11月20日

    Posted by ブクログ

    ついに「項羽と劉邦」完結。

    下巻に入っても途中まで全く劉邦に勝つ要素が見受けられなかったのですが、気がついたらあれよあれよと逆転していました。

    結局、劉邦の勝因は何だったのか。やっぱり何もかもを飲み込む寛容さなのかな。項羽は身内以外にはあまりに冷た過ぎた。

    背水の陣や四面楚歌といった有名な故事

    0
    2020年01月30日

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