新三河物語(下)
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新三河物語(下)

649円 (税込)

3pt

本能寺で信長が斃れ、天下は秀吉が簒奪した。大久保一族では彦左衛門が成長し、忠世・忠佐の奮戦を支え続けた。上田攻めでは真田昌幸、大坂の陣では幸村の深謀に苦戦しつつも彼らの忠義は一瞬たりとも揺るがなかった。やがて、家康は天下を掌握し、忠世・忠佐とも大名となるが……。大久保一族の衷心と、家康の絶望的な冷淡。主従の絆の彼方にある深い闇を描く歴史雄編堂々の完結。

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新三河物語 のシリーズ作品

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  • 新三河物語(上)
    770円 (税込)
    永禄3年(1560年)、織田信長の急襲に遭って、今川義元は桶狭間に斃れた。義元に頤使されていた松平元康(家康)は父祖の地、西三河は岡崎城に戻り、悲願の独立を果たす。だが息継ぐ間もなく、一向一揆が勃発。血縁者が敵味方に分かれ、相争う国力消耗の未曾有の事態から家康を救ったのは大久保忠俊(常源)だった。忠俊率いる大久保一党の決死の進退が深く胸を打つ戦国歴史小説の巨編。
  • 新三河物語(中)
    737円 (税込)
    徳川の駿河以東への進撃は、武田の南進によって阻まれた。三方原合戦──家康の前に信玄が立ちはだかる。潰滅的惨敗を喫した家康だったが、天祐ともいうべき信玄の死により再起する。武田勝頼との決戦、長篠合戦において大久保忠世・忠佐兄弟が見せた獅子奮迅の活躍は、信長を驚喜させ、家康の嫡子信康に両雄への憧憬をもたらせた。しかし、運命は極めて残酷な旋回を見せたのだった。
  • 新三河物語(下)
    649円 (税込)
    本能寺で信長が斃れ、天下は秀吉が簒奪した。大久保一族では彦左衛門が成長し、忠世・忠佐の奮戦を支え続けた。上田攻めでは真田昌幸、大坂の陣では幸村の深謀に苦戦しつつも彼らの忠義は一瞬たりとも揺るがなかった。やがて、家康は天下を掌握し、忠世・忠佐とも大名となるが……。大久保一族の衷心と、家康の絶望的な冷淡。主従の絆の彼方にある深い闇を描く歴史雄編堂々の完結。

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新三河物語(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月25日

    非常に大作の本書だが、後半に行くほど内容に引き込まれてくる。
    最終巻の本書は小諸城を中心とした真田家との闘いから一気に大坂の陣戦後に至る。関が原や大坂の陣の描写があっさりしているのも特徴的。
    なにしろ主人公の平助の人生に武士の清々しさが象徴的に描かれていた。
    内容の濃い一書だと感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月05日

    天正壬午の乱から描かれる。第一次上田合戦は徳川の失態である。真田昌幸は徳川家康に服従したが、家康は北条氏と勝手に和議を結び、真田が支配している上野国沼田を北条に帰すように取り決めてしまった。昌幸が家康の不誠実を怒ることは当然である。

    これに対して、徳川には異なる視点がある。「昌幸に戦略の才があるの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月08日

    大久保彦左衛門の三河物語からの徳川家康の物語。はじめの頃は家康の波瀾万丈と大久保家の活躍がメインであったが、最終巻のここでは既に家康は秀吉と並びNo2までとなっていく。だんだん戦が減ってきて活躍するのは武将である大久保家の人々から本多正信、土井利勝など知謀の人に移っていく。また家康も昔から支えてきた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月18日

    戦国武将の息遣いがリアルに伝わって来る一冊。家康を支えた大久保家の倫理観に共感。戦国時代のストーリーも楽しみながら読めると同時に、人との関わり方も再考出来る。働く人が読んでおくべき一冊だと思った。

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    Posted by ブクログ 2011年11月15日

    大久保彦左衛門の三河物語完結編
    淡々と物語が展開、真田親子との確執
    家康の執念深さと老齢による妄執
    本多親子の陰険な係わりと、大久保一族へのゆわれ無き処分
    結構、面白く読めるが、やはり人物名には閉口した。
    やはりもう年か
    太助が実在していたとは驚きである

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    Posted by ブクログ 2011年05月06日

    終盤に差し掛かり、大久保一族には悲劇がおとずれる。
    運が悪いとしかいいようがないが、それを大久保彦左衛門が救う。

    意外だったのは、平岩親吉と鳥居元忠の評価。
    嫡子・信康の死が与えた影響はかくも大きかったのか。

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    Posted by ブクログ 2015年11月08日

    歴史小説の第一人者が描く徳川家康に仕えた大久保一門の年代記。大久保彦左衛門の「三河物語」を下敷きにしているが、著者の眼差しは遥かに遠く、歴史とは何か、義とは何か、を問いかける。全編を通して透徹した語り口が印象的であった。

    0

    Posted by ブクログ 2012年11月03日

    家康は天下人に上り詰めていく。大久保一族と家康配下の武将たちとの争いが描かれている。
    家康をずっと支えてきた大久保一族への仕打ちが非常に哀しい。信康を失った悲しみがあるのかもしれないが。

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    Posted by ブクログ 2012年07月26日

    松平徳川家の覇権への道における柱石であった大久保一門の物語。三河物語とは大久保忠教(平助、彦左衛門)が記した記録。宮城谷昌光氏の作品を始めて読みました。個人の精神世界を語るのは司馬遼太郎が上?時代群像としての風景描写は宮城谷さんか?本多、酒井、井伊、榊原、鳥居、土井 家康から秀忠、家光に渡る徳川家の...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年09月22日

    上田攻め、大久保忠世と信康の側近だった平岩親吉、鳥居元忠の対立。酒井忠次の隠棲。家康が心に秘めた信康の死に対する気持ち。大久保忠隣の失脚。大久保彦左衛門の結婚。『三河物語』の執筆。

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