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Posted by ブクログ
愛読している宮城谷さんの作品の
なかでひさびさに涙したのがコレ。
もともと春秋時代が好きなんだけど、
宮城谷さんの 作品のなかでとくに
こういう春秋・戦国時代の小国の、
君主をカゲで支える系家臣に
スポットをあてた作品が大好き。
こういう清廉潔白な、なにがあっても
正義をとおそうとする人がいい。
そういうところは晏子に
つうずるものがあると思う。
泣いたのも晏子以来かも。
君主っていうのは頭がよくなくていい。
こういう逸材をひきよせ、アドバイスを
うけいれる心があればいいんだ。
宮城谷さんは、文章自体には一切感情を
こめないのに 人のちいさな感情の
動きを見事に表現するのがすごい。
「目もとに微笑を含ませた−」
とかそういう表現が好き。
Posted by ブクログ
争いを好まず、あえて負けを選ぶことで真の勝ちを得る――。
乱世にあって自らの信念を曲げることなく、詐術とは無縁のままに生き抜いた小国・宋の名宰相・華元。名君・文公を助け、ついには大国晋と楚の和睦を実現させた男の奇跡の生涯を、さわやかに描く中国古代王朝譚。
名君だけがいても、そばで支える人が優れていなければ国はうまく運営できないし、優れた臣下がいて名君がいなくては国は成り立たないものです。
分かりきったことですが、宋の文公と華元との関係が理想的であり、どちらも驕ることがなかったから国の存亡の危機になっても滅びることはせず、人臣をうまくまとめあげられたのだと思います。
大棘の戦いで華元が鄭の捕虜になったとき、楚と宋との間の商丘攻防戦に、固い君臣の絆をみることができました。
後年、晋と楚の和議を成立させるという離れ業をやってのけた華元。
礼を重んじ相手を思いやる華元の心が、華元の生涯と宋という国を支えたのでしょうね。
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小説・文芸
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