香乱記(一)

香乱記(一)

594円 (税込)

2pt

悪逆苛烈な始皇帝の圧政下、天下第一の人相見である許負は、斉王の末裔、田氏三兄弟を観て、いずれも王となると予言。末弟の田横には、七星を捜しあてよという言葉を残す。秦の中央集権下では、王は存在しえない。始皇帝の身に何かが起こるのか。田横は、県令と郡監の罠を逃れ、始皇帝の太子・扶蘇より厚遇を得るのだが……。楚漢戦争を新たな視点で描く歴史巨編、疾風怒濤の第一巻。

...続きを読む

香乱記 のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 香乱記(一)
    594円 (税込)
    悪逆苛烈な始皇帝の圧政下、天下第一の人相見である許負は、斉王の末裔、田氏三兄弟を観て、いずれも王となると予言。末弟の田横には、七星を捜しあてよという言葉を残す。秦の中央集権下では、王は存在しえない。始皇帝の身に何かが起こるのか。田横は、県令と郡監の罠を逃れ、始皇帝の太子・扶蘇より厚遇を得るのだが……。楚漢戦争を新たな視点で描く歴史巨編、疾風怒濤の第一巻。
  • 香乱記(二)
    638円 (税込)
    始皇帝は没した。宦官・趙高の奸策により公子扶蘇は自害。皇帝として末子胡亥が即位した。胡亥・趙高により苛政はより激しさを増した。九百の雑役夫を率いて辺境の守備に向かっていた陳勝と呉広が、悪天候による移動の遅れから、「遅参も死、逃散も死、どうせ死ぬのならば」と、蜂起した。反乱軍は瞬く間に万を超え、ついに戦乱の火ぶたは切られた。群雄湧き起つ、烽火燎原の第二巻。
  • 香乱記(三)
    594円 (税込)
    秦の不敗の将軍、章邯に包囲された絶体絶命の魏王を救うべく、田たん率いる斉軍は、臨済へと向かった。秦軍は二十万、迎え撃つ魏斉連合軍は十万。田たんは、章邯の自在な用兵、精緻な機略の前に苦戦を強いられる。田横は義を以て楚に援兵を乞い、楚の勇将項梁は、項羽・劉邦・黥布らを率いて、章邯の大軍と激突する。楚漢戦争前夜、帝国秦の終焉を圧倒的迫力で描く、驚天動地の第三巻。
  • 香乱記(四)
    638円 (税込)
    無辜の民をも殲滅する残虐無比の項羽と、陰謀と変節の梟雄劉邦。中国の人口を半減させたといわれる楚漢戦争が勃発した。緒戦こそ劉邦は項羽に敗れたものの、劉邦の壮大な包囲網に項羽は追いつめられていく。人民にその高潔英邁を尊崇された不撓の人、田横の正義さえも、漢軍の奔流に呑まれていく。著者をして「理想像」と言わしめた不屈の英雄を描く傑作、明鏡止水の第四巻、完結編。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

香乱記(一) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年09月12日

    この時代の主役は田氏を入れた三人だったのね。いや〜面白い!
    また、 司馬遼太郎の「項羽と劉邦」とは違う劉邦のとらえ方でイイね。
    タイムマシンでどっちが近いか見てみたい!と思うのは私だけでしょうか?
    ま、そこが歴史物の良い点かもね…

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月25日

    三国志がよかったので他の作品も...という事で、楚漢戦争を題材にした本書を。田横という人物は知りませんでしたが、この兄弟が王になるという占いがどう実現するのか楽しみで、すらすらと読めました。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    宮城谷先生の中国歴史ものははずさないな…!! 止まんなくて一気に最終巻までよみました〜。秦の始皇帝圧政下の、斉王の末裔・田氏三兄弟のお話。とにかく人物が魅力的です。項羽と劉邦なんていう有名人も別の角度から見ていたり、いろいろおもしろい…。大団円で終わる物語ではありませんが納得して終われる完結作です。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    活劇系。一巻は勢いもあってぐんぐん読める。主役兄弟の青春の熱が愛おしい。いつも正義で描かれる人々が、裏側の視点で立ち上がってくる。勝者の語る歴史以外を探る視点が、歴史を眺めるうえでは大切なんだなと分かる。英雄たちに残る苛烈なエピソード、一見清冽な意志から生まれているようで、よくよく眺めてみれば打算や...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    前205年頃。戦国時代の斉王(田氏)の末裔の田儋(でんたん),田栄,田横の話。中心は田横の話で,楚漢戦争で項羽と劉邦が争う中,どちらにも与せず,信義を貫いた人でした。劉邦は嘘ばかりの人で項羽は残虐な人で,どちらについても民衆は幸せになれない。田横が勝っていたら中国はどんな歴史になっていたのだろうと考...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    秦末の動乱期の話は「項羽と劉邦」(司馬遼太郎)が有名ですが、この作品に負けないくらい面白い! 主人公は斉を乗っ取った田氏の末裔、田黄。「諸葛孔明が仰ぎ見た・・・」という帯のキャッチに恥じない、今風に言えば、「ナイスガイ」。宮城谷先生の作品は、主人公も去ることながら、情景描写と主人公を支える周囲の人た...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    単行本を待ってました!
    項羽と劉邦時代にありながら、こんな人物に目を付ける辺りがやはり氏だなあと感服。
    相変わらず主人公は男前だなあ。
    この方の描く劉封が気になります。項羽もちょっとだけ出てきた。魅力的な人物がたっぷり。

    0

    Posted by ブクログ 2010年01月30日

    秦の初代が没して、再び各地で国と王が興る時代。
    主人公の人柄が素敵で、爽やか。
    先へ先へと読み進めたくなる小説です。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    田氏3兄弟・・・
    司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」の
    なかで敵としてかなりしぶとかった
    人たちっていう記憶しかなかった。
    なのでわるい人かと思ってた。
    でもすごい有能みたいだ。
    これからの楚漢戦争にどう
    かかわっていくのかがたのしみ。

    それにしても趙高のやつ・・・
    たいへんなやつだ。
    ほんと、めまい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    遠く昔の中国、斉の田横の話。
    決して栄華の中に身を置いていた人ではないのに、気高い誇りとこの上ない優しさと強さを感じる。読みやすい。

    0

香乱記(一) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

宮城谷昌光 のこれもおすすめ

香乱記 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す