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Posted by ブクログ 2016年12月12日
6つの短編集からなる本書。
未解決のままで終わる、続く(?)事件や、些細な酔っ払い事件もあり、凄惨な事件もあり、諸々。
章末の解説にもある通り、サスペンス・推理小説の短編ということだけを狙ったわけではない作者の意図を、ここまで連作を読んできて感じる。
しかし、「聖夜まで」は衝撃的なストーリーだった・...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月27日
鎖の上下巻が決着した後に落ち着いた頃の短編集でしょうか。女性の活躍と少子化の改善がこれからの社会を支える最優先の拠り所である現世を象徴するかのような潜在的な意図を勝手ながら感じました。犯罪の犠牲になる子供を殺めたのも子供という事件にはある女性の苦難が大いに関係している。それが主人公の身近な存在という...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月31日
同シリーズ物の2冊目の短編集。
題名の「未練」、
刑事としては起きてほしくないであろう「館川古物商殺人事件」、
前作の長編「鎖」での出来事後の貴子の心情を書く「山背吹く」、
残忍に殺された幼児と犯人の背景を書く「聖夜まで」、など
読んでいて個人的には全体的に”やるせなさ”や”無力感”のようなものがテ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月25日
R様オススメ本。音道刑事シリーズの短編集。
なかなかにしんどい事件の数々に読みながら眉をひそめてしまうこともしばしば。
また、機捜ということもあって、事件解決まではいたらないという話も多く、もやもやして終わる話も多い。
それなのにすごく面白かったと思えるのは、音道さんの人間性みたいなもののおかげ?と...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月30日
このシリーズが好きな家内のために買ったのですが、結局家内は読まず自分で読んでしまいました。
家内は悲惨すぎという理由で読まなかったのですが、私にはさほどには感じませんでした。
ミステリーの中でもいわゆる本格ではなく、人物像で読ませるタイプの小説ですね。相変わらず、音道さんは精神的に窮地に追い込ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月04日
やっぱり、「女刑事 音道貴子」は最強の女性刑事モノの一つだ。
「未練」と「嗤う闇」を続けて読み返してみた。って、ミステリーを何度も読み返すワタシって、どうヨ。
トカゲと呼ばれる機捜の隠密部隊での活躍を描いた「凍れる牙」、人質にされ、過酷な状況に陥った「鎖」の長編小説2作を経て、「未練」と「嗤う闇...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月10日
衝撃的な前作の余波はどこにいった?
と肩透かしを食らってしまうが、
大丈夫、ちゃんとその件は、後で出てきますから。
事件性はほとんどないが、
最初の「未練」が一番ぐっと来たかな。
おいしいカレーが食べたくなるいい話だ。
というよりは、他の話が少し辛すぎる。
「山背吹く」も話としては良かったけど、...続きを読む
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