涅槃の雪

涅槃の雪

715円 (税込)

3pt

町与力の高安門佑は、新任の北町奉行・遠山景元の片腕として市井の取締りに励む毎日だ。その最中、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。お卯乃との生活に安らぎを覚える門佑だったが、老中・水野忠邦が推進する天保の改革は、江戸を蝕み始めていた。改革に反対する遠山らと水野の鬩ぎ合いが苛烈を増す中、門佑は己の正義を貫こうとするが――。爽やかな傑作時代小説。

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涅槃の雪 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月23日

    天保の改革がでる歴史のど真ん中に、遠山の金さんが出る人情話に、楽しくてしょうがない。門さんの無骨さと自分は人と交われないと悩んだり、好きな女に手を出さないとか惚れる。大阪から帰って奥さんと庭で涅槃の雪を見る、奥さんが門さんと読んだ時に泣きそうになったから、お卯野だったんだねと。あれから2年経つてるか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月08日

    天保の改革
    悪名高い改革によって苦しむ町の人、取り締まる役人、それぞれの立場と感情。
    遠山景元と鳥居耀蔵など、知られた人物のキャラクターが面白かった。

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    Posted by ブクログ 2022年04月01日

    悪夢の水野政権じゃん‥…最悪だな、天保の改革って。
    ラストに救いがあるのが良かった。
    遠山の金さんが俗物ぽくてむしろ好感。

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    Posted by ブクログ 2021年10月31日

    今の時代にも通じる、世を動かす上の思惑で右往左往させられ、地獄の苦しみを耐える庶民。そんな庶民のために働いてくれる遠山の金さんと、その部下、高安門佑。鷹のように鋭い顔なので鷹門と呼ばれています。主役の鷹門が私のモロ好みで、読み終えてしまうのが寂しく、割に読むのが早い方なので前半面白すぎて読み進め、鷹...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    あの遠山の金さんの元で働く、武骨な町与力「高安門佑」の物語。
    老中「水野忠邦」の改革に異を唱える北南町奉行の苦労と挫折、と共に門佑の妻となる卯乃との交流が同時進行で語られていく。
    短編からなるお話も、表題作「涅槃の雪」が沁みる。

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    Posted by ブクログ 2021年07月25日

    悪名高い、天保の改革の中くらいで若き町与力の高安門佑
    苦悩しながら成長していく姿に感動。
    北町奉行の遠山影元や鳥居耀藏らの捉え方も面白かった

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    Posted by ブクログ 2016年05月22日

    苦手な享保の改革、寛政の改革、天保の改革もちょっとわかった。遠山金四郎は、杉良太郎よりも、高橋英樹よりも、松方弘樹よりも中村梅之助がぴったりだと納得!赤ら顔の丸顔でおおらか。

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    Posted by ブクログ 2024年01月11日

    北町奉行所の与力高安門佑は、新任の北町奉行、遠山景元の片腕として働いている。
    ある事件をきっかけにして、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。
    時は、老中水野忠邦の天保の改革の真っ最中。改革の嵐のなか、門佑は数々の事件に立ち向かう。

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    Posted by ブクログ 2023年10月26日

    天保の改革を推し進める老中・水野忠邦、その手先となる南町奉行・鳥居耀蔵、対立する庶民派の北町奉行・遠山の金さん、遠山配下の与力・主人公の高安門佑、そして元遊女のお卯乃。鳥居耀蔵の違った一面が見られた。最後はハッピーエンド。面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年06月14日

    わずか2年の短命に終わった天保の改革を背景に、その時代を生きる幕閣から女郎に至る人々の生き様が描かれています。信念を貫くとはどういう事か、個性豊かな登場人物を通じて問いかけられているように思います。
    物語はとても面白く読みやすい。エンディングなんて最高です。頭からゆっくり読んでください。桜吹雪でお馴...続きを読む

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