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Posted by ブクログ 2011年10月05日
キリスト教の異端とされたカタリ派について、長い間秘匿されてきた古文書をフランスで発見した日本人歴史学者、彼とその古文書をめぐるミステリー。
宗教にも、フランスの地理にもなじみがないけれど、ローマ教会とカタリ派との攻防が、現在の歴史学者や教会にも生きていて、まるで自分がこの古文書を発見したかのようにス...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月07日
オキシタン語、カタリ派、ローマ教会が派遣した十字軍の目的とは。
キリスト教に関する知らなかった深く悲しい歴史。
七百年越しに悲痛な思いを届けた修道師、それを受け止めた日本人歴史学者、数奇な運命のもとに彼と巡り会い支えるカタリ派ゆかりの人々。
落ち着け、まだ上巻だ。先は長いぞ。
やっぱ帚木センセ、...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月31日
フランスに留学中の主人公の研究発表を機に引き起こった殺人事件。
南フランスにおけるカタリ派の弾圧を中心に読み解いていく、歴史ミステリーです。
セリフの随所に聖書からの引用があり、その辺りがうっとおしい方もおられるかもしれませんが、話の展開はテンポよく、ダレたところは感じませんでした。。
フランスの郷...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月04日
『聖灰の暗号(上)』(帚木蓬生、2010年、新潮文庫 )
キリスト教がテーマ、謎解き、謎解きと並行して起こる殺人事件。小説の設定としては『ダヴィンチ・コード』と似てます。
『聖灰の暗号』では、中世にローマカトリック教会から異端とされたカタリ派に関する世紀の大発見をした日本人歴史学者スガイとフラン...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月14日
歴史学者が歴史の闇に葬られていた暗部に触れる、と同時にそれを防ごうとする組織が立ちふさがると、まあこんな類のお話でした。キリスト教カトリックの異端審問期に存在したカタリ派がメインになっており、その分野にまったく無知なので、単純に興味深かった。おそらく、カタリ派や中世のこの時期を研究した堅い書物はたく...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月04日
現代の謎解き部分よりも、カタリ派が弾圧されている時代の話の箇所のほうが引き込まれた。
最後の犯人は、トカゲの尻尾切りだろうが、あまりに呆気ない感じがして、少し物足りなかった。もう少しひねりが欲しかった。
総じて、宗教のあり方を私たちに問いかけている作品としては、すごく考えさせられるのではないかと思う...続きを読む
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