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エッセイ・紀行 6位
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名古屋については、信長から書きはじめたい──戦国の世に多くの武将を輩出した美濃、尾張、三河。桶狭間への道で信長と今川義元を思い、徳川発祥の地、松平郷で家康の生涯を考えたが……。著者急逝のため未完となったシリーズ最終巻。
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Posted by ブクログ
読書の秋なのに、移動も多いのに、モチベーションがあがらなかった。ずっと頭と心が疲れてる感じ。そういう時は紀行文。紀行もののある種の代表も言えば街道をゆくシリーズだが、司馬遼太郎の逝去によって最後の紀行は未完のまま。それがこの「濃尾参州記」。殆ど終わりだけで終わってしまっているが、司馬遼太郎が描こうと...続きを読むした名古屋が垣間見えて面白い。三河、そして美濃のことは、存命であればどう描いただろうか。さ、また本を手に取ろう。
▼兎にも角にも(個人的には)オモシロク滋味豊かな奇妙なエッセイシリーズなんですが、本作が最終。未完です。途中で亡くなられたので。 ▼別段順繰りには読んでいません。なんとなく買ってなんとなく読んで。なーんだ前半とも言うべきあたりで終わっちゃうんだ…という不満が残りました。 濃尾ですから岐阜愛知。ど...続きを読むうやら信長秀吉家康という超有名三人の地理的比較随筆になったのか。 ▼(引用)リンゴを写真にとっても部屋にかざる気がしないが、画家が描くと、千金を投じても買う、なぜだろうという設問をし、専修大学のフランス文学の常勤講師の石川美子さんが、写真は意味でしょう、絵画は表現ですから、と答えてくれた。人間は、意味よりも表現を好むのだというのである。
司馬遼太郎が亡くなったというニュースがtvで流れたのを今でも覚えています。 この本を執筆されたのが最後だったのですか・・・ 先日、大河ドラマ『どうする家康」が最終回でした。 この『濃尾参州記』を持って、旅に出たいです。
名古屋の旅の前に。 美濃、尾張、三河の違い、桶狭間を中心とした戦国時代に通じる土地の記憶を辿る。 街道をゆく最終巻、司馬氏の横顔に触れる。
未完の最終巻。桶狭間から、戦国時代の武将たちの逸話をたどる。 名古屋は名医の街だそうで、藤田保健衛生大学が出てくるくんだりで眼科の話があって楽しかった。 話は家康が信玄に大敗したところで未完に終わる。 後半に収められている安野光雅画伯の挿画の中に、犬山城から臨む木曽川があった。あの犬山の不思議な歴史...続きを読むについて司馬遼太郎の軽妙な語り口で聞きたかったものだ。
街道をゆく未完の著作。巻末には取材を共にした盟友からの寄稿と取材風景が収録されている。三英傑を産んだ尾張三河について司馬遼太郎さんがどんな思案をしていたのか、なぜ他の地域より後になって書こうとしたのか、想いを馳せる。
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