帰ってきたもてない男 ──女性嫌悪を超えて

帰ってきたもてない男 ──女性嫌悪を超えて

660円 (税込)

3pt

ついに、あの男が帰ってきた! 一度は結婚し、裏切り者呼ばわりもされたが、今また、独り身になり、より弱気になって帰ってきた。二十一世紀を数年経過した現在における「もてない男」、とくに今度は「男のセカンドヴァージン」「三十代美人どもの高飛車ぶり」などの観点から、恋愛、結婚、負け犬、出会い系サイト、女性嫌悪、等々の男女関連諸問題を斬ってゆく。痛快無比な真剣勝負。

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帰ってきたもてない男 ──女性嫌悪を超えて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小谷野氏の代表作「もてない男」の続編。ざっくり言えば女性にもてないことを根源とした恋愛論、女性論であるが、著者の主張には肯首できる部分とそうでない部分があるものの、論旨は明解で面白い。要所要所で著者の実体験を記しており、それらに裏打ちされた主張は単なる言葉の羅列よりも重く感じる。

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    2019年03月23日

    Posted by ブクログ

    正直、眉を顰める向きも少なくないんじゃないかって内容ではある。でも、それは本作者に関しては折り込み済みな訳だし、ここで目くじら立てても仕方ない。という訳で、個人的には純粋におかしみました。これをかいているときの著者と、今の小生がちょうど同い年ってのも奇遇で、より楽しめたって部分もあるのかも。とはいえ

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    2018年11月14日

    Posted by ブクログ

    「もてない男」が、この世には厳然と存在するということ、それは決して解決できることではないという事実を受け入れること、あえて綺麗事で逃げ出したく心理を抑えつけて、赤裸々に見つめること。
    直感で誰もが感じているが、言葉に出すのがはばかれる常識を論理の積み重ねで辿り着こうとするインテリぶりには隠されたユー

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    2011年07月12日

    Posted by ブクログ

    恋愛は才能である、だから才能の無いヤツは諦めろ。コレはかなり極端な物言いではあるし、外見もダメ、スポーツもダメ、だから学歴に最後の望みを賭けたのにそれもダメで…。(著者は東大卒)と、私憤が多分に含まれているが、それはそれでイイじゃないの。まぁ、もてる男女には不要の書かもしれないですね。もてない男のル

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

     前作の『もてない男』は言いたいことも不明で(多分著者も考えがまとまってなかったのだと思う)、「モテない男が自分について書いた文章という形の小説」としてしか読めなかった。
     ところが、去年出たこの本は趣旨も非常に分かりやすくて、とても面白かったです。立場が似ているのか、僕の言いたいこともほとんど同じ

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    著者によれば「サルサ」は今時のモテ男の武器なんだと。あまりに部屋にこもって書物にばかり親しむとこうなっちゃう。サルサ場に来ても「俺にはできない」ってすぐギブアップするタイプだな。

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    小谷野さんの本のおもしろさは、古今東西の書物の知識を披露しながら、俺はなぜもてないのかというきわめて通俗的な願望を辱めもなく告白する点であろう。今回はなんとサイトから結婚相談所まで手をのばすも理想とする才色兼備の女性にはめぐりあえない。「もてない男」が読者にもてるのは、きっと俺の方が小谷野よりましだ

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    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    『もてない男』(ちくま新書)の続編。前著は、文学作品の中から題材を引っ張ってきて議論を組み立てるという方法で書かれていましたが、今度はより直截に著者自身の考えが語られています。同時に、前著に対して寄せられた批判への応答もなされています。

    そのほか、かつてテレクラに電話を掛けたエピソードを告白したり

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    2014年02月06日

    Posted by ブクログ

     面白かったし、「恋愛にも才能が必要」とか何となく納得出来る部分も多かった。この本には、切ない青春時代を送ってきた著者の怨念と哀しみがこもっているような気がする。怨念と悲しみを論理的に分析して、文化人類学と社会学と文学の知識で味付けしてある感じ。でも、読み終わって特に達成感はないな。何かを得たという

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    2012年07月10日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    ついに、あの男が帰ってきた!
    一度は結婚し、裏切り者呼ばわりもされたが、今また、独り身になり、より弱気になって帰ってきた。
    二十一世紀を数年経過した現在における「もてない男」、とくに今度は「男のセカンドヴァージン」「三十代美人どもの高飛車ぶり」などの観点から、恋愛、結婚、負け犬、出会い

    0
    2014年10月27日

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