眼球綺譚

眼球綺譚

594円 (税込)

2pt

大学の後輩から郵便が届いた。「読んでください。夜中に、一人で」という手紙とともに、その中にはある地方都市での奇怪な事件を題材にした小説の原稿がおさめられていて……珠玉のホラー短編集。

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眼球綺譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年09月02日

    少しばかりのミステリーと腹を突き上げるようなホラーが入り混じった怪奇譚・幻想譚が7篇おさめられた短編集。どれもこれも不気味で、思わず目眩のするような気持ち悪さを感じる場面も少なくなかったが、それは作者の表現力によって読者が場面をありありとイメージさせられるからだろうと思う。目を背けたくなるのだが、続...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月28日

     怪奇・幻想的な作品を7編収録した短編集。

     最も印象的な短編は「特別料理」
     変わったものを食べることに喜びを感じる主人公とその妻が、"YUI"という料理屋の虜になっていく話です。
    その中に出てくる料理名や解説が妙に生々しくそしてシュール、
    想像するだけで気持ち悪くなるととも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月26日

    久しぶりに、綾辻さんの本を読んだけど、やはり面白かった。
    中でも、特別料理のインパクトがすごかった。
    ずっと前に何かの拍子で読んだのに、題名や収録先が分からなかった。
    でも、ふとしたことで、再会できた。

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    Posted by ブクログ 2023年11月01日

    何かに対する異常な愛をテーマに
    「由伊」という女性とその関わりを描く

    先日Rawというカニバリズムの映画を観たので
    最近はこんなのばかりになった。

    誰かの一部なのか、はたまた違う生物への愛なのか
    愛ゆえの行動なのか。

    艶かしくリアルな描写がキモいと言えばキモいけど、
    これがまた癖になる。

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    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    内容は少しグロめのことが多いかもしれないです。
    場面場面の表現が生々しく、自分が体験したことも見たこともないけれど、すごく想像が出来ました。個人的にはぶっ飛んだ発想と豊かな表現が読んでいて面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    世にも奇妙な物語のようなガチガチのホラーではないが、背筋がゾクッとする短編が収録された小説。
    気持ち悪かったのはゲテモノ料理を提供するYUIという店に通うカップルの話。特別料理として寄生虫、人肉、最後には自分の指が提供されるという狂気。
    タイトルにもなっている眼球綺譚も良かった。読んでください、夜中...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月01日

     まさに日本のホラーという感じの短編集だった。

     作品を通して同じ名前の人物が登場するのだが、その人物は果たして同一人物なのか、全くの別人なのか、もう一つの可能性として並行世界の存在なのか、とも考えたが答えは出なかった。

     いくつかの並行世界のその人物が影響を与え合い、その性質が集約されていった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月21日

    どなたか(多分辻村深月さん。違ったらごめんなさい。)のエッセイに出てきてメモしておいた本。グロ・ホラー系だったのでちょっとびっくり。7つの短編からなる短編集。あとがきによると、綾辻さん初の短編集らしい。
    由伊という人物がどの話にも出てくるけど、同一人物ではなさそう。

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    Posted by ブクログ 2020年01月09日

    7話の短編作品で、すべての作品に「由伊」という名の人物が出てきます。
    綾辻行人のこだわりなのだろうか、すべてが同一人物ではなく、話により美しく、妖艶で、性格も年齢もそれぞれだ。
    恋人や夫婦愛、親子愛、動食物愛。
    眼球奇譚の中の一文、「お食べなさい。噛み砕いて、味わって、飲み込みなさい。消化して、吸収...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月09日

    とても不思議なお話がいくつか詰まっています。
    綾辻行人先生の、「深泥丘奇談」が好きと言う方には積極的にお勧めしたいです。
    不思議な話は読みたいけれど、意味がはっきりわからない話は読みたくない、と言う人にはあまりお勧めしません。

    私は中でも「特別料理」の話が好きです。
    読む前に戻ってもう一度お話に引...続きを読む

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