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デイヴィッドはうまくしゃべれず、友達がいなかった。ある日フクロウの卵を見つけ、ひょんなことからクラスの天才少女と孵化させることに。二人は次第に仲良くなるが、たいへんなことが! 友情や命の尊さを教えてくれる、大人と子どものための心温まる物語。
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Posted by ブクログ
再読。もしかして、と想像することが大切だと思えた。子供と大人という線引きをするのではなく、相手に対してどう誠実でいるか。話を聞いてくれる存在は必要。
トリイヘイデンのノンフィクションの7冊目。親がなく里親の家を転々とする、発達の遅れがあるデイビッドが、今回の里親の所へ来て、大人が自分を受け入れてくれる、認めてくれるという経験、友人ができるという経験などを通じて成長していく物語。一気に読めたと思ったら、訳者あとがきによれば、もともとトリイが子供のた...続きを読むめに書き、アメリカでは児童書として販売されたということで、読みやすかったのだろう(日本やイタリアでは一般書として販売になっている)トリイといえば『シーラという子』。これがなんといっても秀逸。子どもを評価する言葉の豊富さ、繊細さ、視点のこまやかさなどに強い衝撃を受けたのを今も鮮明に覚えている。トリイが初来日での講演会で、「私はいろいろな国で講演をしている。でも今日、この日本での講演ほどエキサイティングなことはない。何よりここで聞いている人の多くが泣いているのに驚いた」というようなことを言った。うろ覚えだけどたぶんこんな内容だった。私はトリイのその言葉で自分が泣いていることに気づいた一人だったのだ。トリイなら分かってくれるかもしれない…と、年齢的にはとっくのとうに大人になっている私たちも、彼女の本の前(講演のときは本当の本人の前)では、誰かに自分の気持ちをわかってもらいたい、ひとりの小さな子どもにかえるのだ。
トリイ・ヘイデンの本は、いつも内容にひきつけられる。 この本は子供用に書いた物語。 だから今回はトリイがでてこない。 デイヴィットという男もそんなに都合悪くない。 世の中で一番最悪なこと。 なにもないこと。気にかけてくれる人がいない・帰る場所がない。 でも、本当に最悪なことは… ...続きを読むぜひ読んでほしい!
"一気に読んでしまった。最悪なことリストの一番は何もないこと、そう思っているデイビットは6年に6件の里親に預けられた孤独な少年。今度の里親でも障害児として1年したの学年に入れられる。言葉で表現できない分けんかすることをおぼえてたデイビット。梟の卵を見つけたことから友達が出来変わっていく。本...続きを読む当に最悪なことは何かを失うこと。失ってからそれがどんなにいいものだったかわかること。デイビットが変わっていったのは、友達が出来たから、守りたいと思うものが出来たから、そしてそれを見守ってくれる人と出会えたから。作者の作品の中で(と言ってもすべて読んだわけではないけれど)は明るい希望ある作品だと思う。おばあさんの言葉の中で「あたしはこんな人生を選んだわけじゃない。でもこれが私のところにきた唯一の人生だ。」「けんかしていて倒されたとしても、自動的に相手が勝ったことにはならないだろ?あんたが立ち上がり続けたら、相手はあんたを打ち負かしたことにはならない。あんたがその場に倒れたままでいたら、そのとき初めて勝負が決まるんだよ。」うまいこというなあ。子供時代のいじめは辛い。でも大人になってもいじめもあれば、言葉足らずで誤解を生み事実と違う方向に行く事だってたくさんある。まず自分に負けてはいけない。デイビットがリトルブランケットにキングアーサーを包んで埋めるという古典的で解りやすい表現。この本の良いところ。"
トリイの今までの作品とは違うけど良かったです。子供の頃の目線って忘れてはいけないんだなあとつくづく思う。
トリイ・ヘイデンのフィクション。 経験に基づいたノンフィクションを書く人がフィクションを書くと、「リアルな物語」になる場合と「なんか微妙・・・」になる場合がある。 これは後者。 実在の人に迷惑をかけない範囲でよくあるエピソードをまとめつつ常日頃から考えていることを伝えるための創作、と 題材の面白さ...続きを読むに頼りきった私小説書きが書いた設定にも人物にも魅力のない空想、 の違いなのかな。 ものすごくひどいってわけではないけど。
最悪なことリストの第一位って何だか知ってる?「気にかけてくれる人が誰もいない」ことだ。里親から里親へと転々としてきたデイヴィッドにはよくわかる。新しい里親に引き取られ、新しい学校に来てみれば、11歳だというのに下の学年に入れられて、級友にはうまくしゃべれないことをからかわれていじめられ、もううんざり...続きを読むだ。ある日、学校帰りにデイヴィッドは、茂みの中でフクロウの卵を発見した。ひょんなことから彼は、飛び級してきたために小さいが賢い少女マブと共に、その卵を孵化させることになる。卵を大事に思う気持ちで結ばれた二人は次第に仲良くなっていく。やがてフクロウが生まれ、デイヴィッドは大好きな本にちなんで、キング・アーサーと名付けてかわいがる。だがやがて、ほんとうに最悪なことが…!情緒障害児との心の交流を描き、世界中を涙と感動の渦に巻き込んだ著者が、生命や友情、本当に大切なものをテーマに据えて贈る大人と子どものための心温まる物語。
うーん、いいお話なことはいいお話なんだけど・・・。 この方、物語よりもやはり、実話にもとづいたお話ほうが向いてるみたい。
最悪なことリストの第一位って何だか知ってる? 「気にかけてくれる人が誰もいない」ことだ。 里親から里親へと 転々としてきたデイヴィッドにはよくわかる。 新しい里親に引き取られ、新しい学校に来てみれば、 11歳だというのに下の学年に入れられて、 級友にはうまくしゃべれないことを からかわれていじめられ...続きを読む、もううんざりだ。 ある日、学校帰りにデイヴィッドは、 茂みの中でフクロウの卵を発見した。 ひょんなことから彼は、 飛び級してきたために小さいが賢い少女マブと共に、 その卵を孵化させることになる。 卵を大事に思う気持ちで結ばれた二人は 次第に仲良くなっていく。 やがてフクロウが生まれ、 デイヴィッドは大好きな本にちなんで、 キング・アーサーと名付けてかわいがる。 だがやがて、ほんとうに最悪なことが…! 情緒障害児との心の交流を描き、 世界中を涙と感動の渦に巻き込んだ著者が、生命や友情、 本当に大切なものをテーマに据えて贈る 大人と子どものための心温まる物語。
デイヴィッドは吃音を新しい学校でもからかわれていた。ある日フクロウの卵を見つけ、ひょんなことからクラスで一番頭のいい女の子と卵を孵すことに。友情や命の尊さを教えてくれる愛の物語。
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