誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

1,408円 (税込)

7pt

心の傷と闘う子どもたちの現実と、再生への希望。“お化けの声”が聞こえてくる美由。「カーテンのお部屋」に何時間も引きこもる雅人。家族を知らず、周囲はすべて敵だった拓海。どんなに傷ついても、実母のもとに帰りたいと願う明日香。「子どもを殺してしまうかもしれない」と虐待の連鎖に苦しむ沙織。そして、彼らに寄り添い、再生へと導く医師や里親たち。家族とは何か!? 生きるとは何か!? 人間の可能性を見つめた感動の記録。

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誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月16日

    わかってる、と思って
    ました。

    いいえ、とんでもない。

    虐待の後遺症の猛威に、
    頁を捲れば捲るほどに
    胸をつぶされます。

    虐待は子どもたちから
    何を奪うのか。

    社会性をはじめそれは
    もうあらゆるものを、

    明るい未来や、ときに
    生命までをも奪うのが
    虐待。

    何もわかってなかった。

    これほ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月02日

    虐待という生き地獄から、保護されて、ファミリーホームなど養育里親さんに育て直され、どんどん変わっていく様子は感動です。愛情という養分を注ぐことが人間にとってどれほど大切か。
    最後の章で紹介されていた被虐待者の方は、自身も親となって、子どもを虐待してしまうということに再び苦しんでいる。読んでいて本当に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月30日

    確かに、、と悲しくなった。

    虐待から保護して終わり、な訳ではないんだよね。
    子どもを歪めてしまったあと、どうにかまっすぐにしてあげたいな。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月14日

    虐待・育児放棄・性暴力などの過去を持つ子供らのその後を載せたノンフィクション。
    あなたが思うほど、虐待された子が抱える闇は深く、周りがサポートしても到底消せないぐらいに巨大だ。
    まず、虐待は物理的な傷だけでなく、精神を蝕む傷を生む。
    幼少期という発達の段階で虐待を受けた子供はその後、障害を抱えたり、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月13日

    衝撃的な内容。
    児童虐待について、これほど踏み込んだノンフィクションはないと思った。
    是非、読むべき本。

    0

    Posted by ブクログ 2017年07月01日

    こんなにも多くの子供たちが日本で苦しんでいることに驚いた。遠い異国の飢餓に苦しむ子供たちの問題も重要だが、自分の国ですごく身近に起きているこういう問題にもっと関心をもつべきだと思った。
    子供たちは純粋だ。純粋だから深い傷を抱えてしまうが、純粋だからこそ方向転換も可能だ。最後に登場する人物のように、わ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年01月06日

    読んでよかった。虐待の後遺症、思っていた以上だった。脳が変わってしまうなんて…
    おかあさん=恐怖、不安などの感情、というすりこみから、こどもたちは自らをどんどんそういう状況に追いやってしまう。これは本当に悲しいこと。

    もう一度読む。

    0

    Posted by ブクログ 2016年07月26日

    凄い濃かった~。
    凄いな。もう…それしか言いようがない。
    施設育ちって、くくっちゃいけないんだろうけど、
    そんな色んな弊害があるんだね…。
    ファミリーホーム。いい試みがあるんだね。
    そうゆう活動をする人を「凄い」とか言っちゃいけないんだろうけど、
    きっと、そ~ゆ~人は「凄い」とか言われるの嫌だろうし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月01日

    泣いた。その努力と愛情に。現実の厳しさに。
    皆が幸せになることは、簡単じゃない、とてつもなく難しい。支援者たちがそれぞれの立場で一生懸命頑張ったとしても、子供たち全員を幸せにできる訳じゃない。虐待がなくなるたわけじゃない。それでも目の前の子供一人ひとりを幸せにしようと生きてくれる人ちに心からの敬意を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月18日

    フィクションであったと信じたいくらいキツいが、現実を受け止めなければならないこともあると実感させてくれた。
    相手は選ぶが人に薦めてもいいレベルの内容。

    0

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