「想定外」の罠 大震災と原発

「想定外」の罠 大震災と原発

763円 (税込)

3pt

3.8

事故論の第一人者が突く、この国の「失敗の本質」。
なぜ「想定外」という免罪符がまかり通る日本になったのか。福島第一原発の事故調査・検証委員も務めた著者が、50年にわたりあらゆる被災地を歩き、見て、分析し続けた結果、得た教訓を明らかにする。広島・長崎の原爆、チェルノブイリ、スリーマイル、東海村臨界事故、阪神・淡路大震災、新潟中越地震、そして福島。これぞ事故分析のバイブルというべき一冊!

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「想定外」の罠 大震災と原発 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年04月23日

    「想像以上」「予想以上」という言葉と共に疑問に思っていた「想定外」という言葉から、各種災害(東日本大震災・チェルノブイリ・スリーマイル島・東海村臨界事故・原爆・阪神淡路大震災など)の原因や元凶、今後の対策に至るまで厳しい追求と的確な提言の書かれた本。著者の柳田邦男の性格がよく現れているとともに、最近...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月23日

     阪神大震災から23年たった、とのニュースを見て、ふと読む。冒頭の、「想定外のシナリオを一々つぶさに想定していてはいつまでたっても物はできない。確率的に優先度を決め、コストとの兼ね合いで線引きをする必要がある」これがだめだ、という文が効く。恥かしながら、本書読後の今、「じゃ、どうすんの?」という問い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月11日

    世の中の全ての品々に「絶対に安全」というものは存在せず、必ず何らかの「危険性」を孕んでいると私は考えている。例えば、こんにゃく菓子をのどに詰まらせたり、小麦製品でアレルギーを発症したりと、意外なもので重大な事故を起こすこともある。原子力もその例に違わず、「絶対的な安全性」はあり得ない。
    私は電力会社...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月15日

    これまで何度も日本を襲ってきた自然災害。
    その中で、日本人がどれだけ学び対策を考えてきたのか。

    自然災害で大きな被害が出るたびに、これまでの経験になにも学んできていないのではないのかと思わされる。
    安全対策と経済性の間で、経済性が優先され、そのことによって大きな被害が生まれていくのだとしたら、そし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月07日

    3.11東日本大震災を受けて、これまで日本を襲ってきた災害を見つめ直した作品。それぞれの災害から間もない頃に書いた文章の再構成となっている。

    3.11が歴史になるまでには、まだまだ長い時間が必要だと思いますが、既に歴史となった(阪神淡路大震災を歴史と言うのは、まだ早すぎますが)災害を振り返ると、3...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年04月15日

    私が柳田邦夫氏の著作を初めて読んだのは「日本の逆転した日」という文庫本でした。中学生のときだったと思います。自動車のロータリーエンジンや、製鉄での転炉など1980年代に日本の工業時術力が世界に追いつき、そして世界一になるドラマを様々な業界の実話をもとに丁寧な取材で詳しく述べられていました。工業技術や...続きを読む

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