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トリイの補習教室は、あらゆるクラスからはみ出した子どもたちで大混乱。自閉症、識字障害の子、暴力的な子、鬱状態の子に全精力を傾けるトリイに彼らはいう。「わたしたち、どうせよその子じゃない。なんでそんなに気にかけるの?」やがて四人は互いの能力を引きだしあい、トリイとの間に特別な絆が結ばれていく/掲出の書影は底本のものです
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Posted by ブクログ
自分がそこにいるように、辛い場面では自分も辛くなるようなリアルさがある。だから皆の成長が自分のことのように嬉しい。表面の行動ではなく、その奥の気持ちに答えているようにすると、人は変わるのかも。とても難しいけれど。
内容(「BOOK」データベースより) トリイの補習教室は、あらゆるクラスからはみ出した四人の子どもたちで大混乱。自閉症のブー、識字障害のロリ、粗暴なトマソ、うつ状態のクローディア。苛酷な運命から彼らを救おうと全精力を傾けるトリイに彼らはいう。「わたしたちみんな、どうせよその子じゃない。なんでそんなに...続きを読む気にかけるの?」涙とケンカを繰り返し、やがて四人は互いの能力を引きだしあうようになる。トリイと子どもたちの間に特別な絆が結ばれていく感動作。
小学校時代に読んだ「シーラという子」がとても印象的だったのをふと思い出し、10年たった今もう一冊にチャレンジ。 フィクションかと思うくらい、トリイ先生と4人の子ども達の毎日はドラマに溢れている。苦難も喜びも。 4人の子ども達が、それぞれの事情を抱えながらも、お互いに影響しあって成長していく様子は素...続きを読む直に感動した。 少しずつではあるが子ども達が成長していくのを感じ、ただの読者にしか過ぎない私も嬉しくなった。 特別支援教育を学ぶ学生にはおすすめの一冊。 現場の雰囲気、子ども1人1人への接し方などがよくわかる。
単なる熱血先生の美談じゃないところがいい。 子供たちが大好きだから、真正面から向かい合って、時には失敗もして、悩んで。 悲しくて理不尽で読むのが辛いところもあるけど、 何処にも受け入れられず「問題児」とされている子が本当はとてもきれいな心を持ってる。 そういうところに気付けるトリイは素敵だなって思い...続きを読むます。
子供達の小さな心が見えては隠れ、その度々に子供達の心境が痛かった。辛いことを経験しているのに天使にもなれるなんて。出来ないんじゃなくて、出来るところがあればいい。例え字が読めなかったり人と上手く会話することが出来なくても誰かを幸せにすることは出来るしその方がすごく大切、というような気がしました。
よその子。だ。確かに。 この本にはシーラは出てこない。努力したから報われるなんてこともない。けれども、そこには力強く生きている人がいる。
トリイ・ヘイデン集3作目 やっぱりトリイの人間性がいい。悲しいことも多いけど、愛があるところだと少しずつでも人間は成長するんだなと改めてて思った。
トリイ・ヘイデンの一冊目。どれくらいの創作が混ざっているかわらないけど、人はそもそも生きる力を持っているんだと思った。主人公である作者は非常に情熱的に子供に接する反面、きちんと一線が引かれていて時にドライな印象を受けるのは文化の違いなんだろうな。
ぶあついけど一気に読めます。 七恵にもらいました。 これを読まんでも生きてはいけるけど、ぜひ読んでから生きていってほしいです。
塾講師時代の事を思い出した。 癒えない傷を負って、自分の殻に閉じこもってしまった子ども達と向き合うのはやりがいがあるけど、とても大変で膨大なエネルギーを使う事。トリイと子ども達の信頼関係は素晴らしく愛に溢れている。しかし、彼女のプライベートはそうではないように感じてしまう。バランスって難しい。
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