全線開通版 線路のない時刻表

全線開通版 線路のない時刻表

935円 (税込)

4pt

4.5

まもなく完成というところまできて、国鉄末期に建設が中止された、幻のローカル新線。開通を待ち望んでいた著者が、計画上の沿線をたどり、風景を見、路盤に立ち、関係者へのインタビューを行ったルポタージュに、架空の時刻表を添えた「線路のない時刻表」。取り上げた各線の工事再開は困難に思われたが、その後、第三セクター方式により7線すべてが開業。本書は開業までの経緯と新線の乗車記を加えて刊行された「全線開通版」。(講談社学術文庫)

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全線開通版 線路のない時刻表 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年07月12日

    宮脇作品と言えば、名著と言われる最初の2作品に加え、僕が好きなのは海外紀行が多い。ほぼ全部読んだつもりでいたけど、これは未読だった。今さらながらだが氏らしい視点が良く表れている作品だと思う。それぞれの場所で氏が感じたように想いを持って仕事をしていた人たちがいたからこそ、ここで取り上げられた各線が、後...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月29日

    著者の本(と言っても文庫本)を殆ど読んだと思っていたのだが、読メで他ユーザの感想を見て本書の存在を知る。奥付を見ると2014年3月1刷り。そのため三陸鉄道が東日本大震災の被害を被った記述があった。著者が存命ならどう感じたろう。津波により壊滅的な被害を受けた三鉄。そして、国内外の支援を受けて復旧、いや...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月07日

    開通前の路線を行くというコンセプトの本。
    智頭線(智頭急行)、北越本線(北越急行)、三陸縦貫線
    (三陸鉄道)、樽見線(樽見鉄道)、宿毛線(土佐くろしお鉄道)、瀬戸大橋線、青函トンネルのことが事細かと書かれています。
    「国鉄非監修」の自作時刻表や自作の年譜も面白かったです。戒名にも鉄道の名前が記されて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月08日

    完成間際で工事が止まってしまった路線の寂しさが、宮脇さん独特の淡々としたタッチで書かれており、読み応えがある。後に第三セクターなどで開通した路線ばかりなので、その後の顚末も書かれているのもよい。瀬戸大橋線と津軽海峡線の開通前の話もあり。その他には、宮脇さんが勝手に作った時刻表も秀逸。ダイヤグラムの線...続きを読む

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