かつお節と日本人

かつお節と日本人

836円 (税込)

4pt

3.7

日本の食文化の名脇役、かつお節。かつては北海道から沖縄、台湾、そして占領下のミクロネシアやインドネシアでも生産されていた。この300年間に、かつお節の生産はどのように変わっていったのか。そして生産に携わった人びとの生活はどう変わったのか。現地調査で証言を集め、“かつお節ネットワーク”のダイナミズムを描く。

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かつお節と日本人 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    宮内さんは、Folkeなどを引用しつつ、沖縄やインドネシアのおっちゃん達に聞き書きをして、市民調査で、かつお節の調査をしている。恐るべし。

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    Posted by ブクログ 2013年12月10日

    たんに日本の伝統だ、という話ではない。産地が広がり、また収縮していく様が想像以上に大きく描かれている。以前、かつお節工場を見せてもらったこともあり、食品としてのかつお節や産地については知っているつもりだったが、歴史についてはまだまだ知らなかったと痛感した。かつお節は伝統食品的扱いな割に、消費が減って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月05日

    かつお節に漠然と抱いていたイメージを改めさせてくれた好著。伝統食品と言われつつも、庶民の食卓にはいってきたのは割と最近で(こういうのは他にもいろいろあるかも。昔の食はきわめて質素である)、パック入り削り節や風味調味料の登場もあって今日に至るまで消費量は右肩上がりに伸びている。また日本の南洋進出とかつ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月28日

    かつお節と聞くと、訪れたことのある枕崎を思い浮かべてしまうのだが、東南アジアおよびミクロネシアにまで戦前からその生産ネットワークが広がっていたとは。
    @アンマン

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    Posted by ブクログ 2013年11月16日

    なるほど・・・・。
    一見マニア向けとは思うのですが、たった一行「尖閣諸島」と書かれてあったことで、なるほどね・・・・と思う。
    尖閣諸島の「かつお節工場」
    現在は工場跡の基礎石だけがあるものの、それも崩れてきている。
    南洋節の歴史もある。
    当然、尖閣諸島でも・・・・。
    著者に政治的意図はほとんどないの...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年11月10日

     帯にあるように300年4000キロの旅の物語というのが、カツオではなく
    かつお節であったことがすごい。
     以前荒俣宏著の「男に生まれて」の副題が江戸鰹節商い始末。この本では老舗の「にんべん」を扱っていて、文中で西伊豆の田子のかつお節を書いていた。私事で、親子二代に渡って西伊豆の小さな鰹節店から花が...続きを読む

    0

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