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Posted by ブクログ 2010年02月22日
「洪水は我が魂に及び」と同じく、最後でぐわっと持ってかれました。
冒険なんて言ってイキがってフラフラして、本当にどうしようもない、他人を「自己欺瞞のかたまりだ」なんて非難しておいて実は自分もそう。
そんな犀吉からどうしても離れられない主人公。
どんどん自滅していく犀吉。
転がり落ちるように日常生活が...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月02日
「主人公」が自殺をした趣旨を手紙で知り、主人公との出会いから現在までの思いでを物語として「私」こと語り手が綴る、といった物語。
正直、主人公である斎木犀吉は、モラリストだの哲学者だのと書いておいて、身勝手で奔放な男だと思っていたのですが、最後の章でのやり取りや、海外へと出ていくさいの葛藤など、書き手...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月28日
「おれはいまセックスとは何か? ということを考えているんだよ。おれはひとつのテーマについて永いあいだ瞑想するのがすきなんだ。それで三時間おれはセックスの問題について瞑想していたんだよ。考えてみろよ、昔はモラリストとかフィロソファーとかがいて、基本的な命題をじっと徹底的に自分の頭で追求したんだ。そして...続きを読む
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