青ひげ

青ひげ

660円 (税込)

3pt

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元画家の秘密をめぐる物語を、巨匠がシニカルかつ温かく描いた感動長篇 わたしはラボー・カラベキアン。亡き妻の大邸宅に孤独に暮らす老人だ。かつては抽象表現派の画壇で活躍したこともあったが、才能に限界を感じて今では抽象画のコレクターに甘んじている。そんなある日、若くエネルギッシュな女性が現われ、わたしの人生も大きく変わることになった。彼女は、わたしが誰一人入らせない納屋にいったいどんな秘密があるのか、興味を示しだしたのだ……人類に奇跡を願い、奇才が贈る感動長篇

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青ひげ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年03月21日

    SFを読んだ気はしないがヴォネガットマニアには感動作
    表紙   7点和田 誠
    展開   7点1987年著作
    文章   7点
    内容 731点
    合計 752点

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    Posted by ブクログ 2012年02月21日

    人間讃歌。に、辿り着くまでの人生劇場。結局どんなにブサイクな生き方をしていても自分だけには正直でいればなんとか形になるさ、とヴオネガットは言ってくれているような気がした。沢山の登場人物が自殺したり、戦争で死ぬが一様にいえぬそのいきさつの描き方に優しさを感じた。根底に流れる戦争体験からの思想に今現在生...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月01日

    老年の画家ラボー・カラベキアンのもとにサーシ・バーマンという女性作家が転がり込む。カラベキアンは彼女のすすめで自伝を書き始める。自伝そのものの部分と、自伝を書いている過程でのバーマンとのやりとりなどが交互に記されている。
    ヴォネガットのいつもの人をばかにしたような文章は影を潜め、比較的淡々と綴られて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年05月04日

    あるアルメニア人の絵描きが、老後カリフォルニアの孤独な邸宅で綴った自伝。最後の結実を迎えるための、数々のエピソード、彼がいかにして、ジャガイモ納屋に隠した真実を披露するかがこの小説の鍵。
    絵を人間が、時代に翻弄され、一介のつまらない老人となる。そんな彼が最後に仕組んだ、巧妙なフィナーレを大いに楽しん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月17日

    「ある一瞬がほかの一瞬にくらべてべつだん重要ではなく、
    すべての瞬間があっというまに過ぎ去ってしまうことを
    表現するだけの勇気、知恵、それともたんなる才能が、
    彼には欠けていた。」

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    よくこれ書いちゃうよなぁ。
    まあ、ヴォネガットの中では一番入りやすい作品かな。
    わりとすらすら進む。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「こうした偶然の一致をいちいち真剣にとっていたら、
    だれでも気が狂ってしまう。この宇宙には、
    自分にかいもく理解のできないことがわんさと進行中らしい、
    と疑いを抱くようになる」(本文より)

    1987年のヴォネガットの長編です。

    戦争体験をベースに、しっちゃかめっちゃかになった
    人生の回顧録である...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    久しぶりに即2回目を読んだ本。
    面白かった。
    とくになにが、というわけでもないのだけど面白かったと思う。
    近代美術について知りたくなりました。

    2008,april

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    ラボー・カラベキアンというアルメニア移民の老人が、自伝を書きながら、執筆中の現在についても日記のような感じで語っていくのが、エピソードごとに過去と現在が入り組んで語られます。なんでタイトルが『青ひげ』なのかは、じゃがいも納屋に隠して決して誰にも見せないでいたモノ(最後にはなんだったかわかります)があ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月20日

    読み終わっての印象が薄いのだが、それはこちらの読み方が悪いせいなのかもしれない。

    ヴォネガットの小説はこんなものだという先入観があって、期待通りにならないので、アレレという状態のまま最後までいってしまった。

    こちらの読み方が雑で急ぎすぎということもあるけれど、それだけ前期の作品群のインパクトが強...続きを読む

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